[高校生]「文系だから必要ない?」数学の重要性と必要性

「文系だから必要ない?」数学の重要性と必要性

2015/03/03

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最近では若者の数学離れがどんどん進んでいるようですが、数学は全ての科目の中でも最も重要と言っても過言ではありません。今回は数学の重要性についてお話ししていきましょう。

<文系こそ数学を勉強せよ>
よく高校生の話の中で「私は文系だから数学は必要ないんです」という言葉を耳にしますが、これははたして本当なのでしょうか。

もちろん文系の学部に進学する場合、「法学部に進学して、ゆくゆくは司法試験合格を目指します」というのであれば、確かに数学の問題を解く機会はほとんどありません。それに文系学部の場合、ほとんど全ての学部で数学を受験しなくても受験することができます(基本的には文系は英語・国語・社会での受験ですからね)。

しかし文系こそ数学をしっかり勉強してほしい理由が2つあります。

その1つ目は、「入試の合格のしやすさがアップする」ということです。確かに文系の場合は数学を使わなくても、社会で受験できるので、楽なように思えますが、実際には数学での受験をした方が楽に合格できるのです。なぜなら、文系学部の数学は理系学部の数学の問題と比べてみても圧倒的に難易度が低いからです。

それに対して、社会(概ね世界史か日本史)の場合、300~400ページある分厚い教科書を最初から最後まで覚えて、それだけでなく資料集や用語集など、様々な所をくまなくチェックして、全て暗記しておかなければなりません。

数学は教科書も薄く、公式の暗記とそれを使った演習をどれだけ繰り返すかによって、すぐに点数が上がる科目です。となると、入試で有利な科目と言えるのはやはり数学なのです。

社会は「好きだけど覚えるのが大変」と言う人がとても多いですが、数学は「好きではないけど、覚えることは少ないから点が取れる」というパターンが多いようなので、是非数学での受験を考えてみてはいかがでしょうか。

そして2つ目の理由は「就職活動や入社後に役立つ」という点です。就職活動の時に必ずといっていいほど取り組むのが「SPI」と呼ばれる知能検査のような問題です。

この中には数学・算数の知見を問う問題が数多く出題されるため、数学を勉強していた人ほど有利に働きます。

また公務員試験でも「数的処理」という数学の問題が非常に多く出題されます。この不況の中、就職活動で勝ち組に入るためには、必ずやっておかなければならないのが数学というわけです。

そして文系の人が会社に入った後は大半の人が営業職から始めるため、「営業に関わる数字」「売上のシミュレーション」など、数字に出くわす機会は非常に多くなってきます。その時に「自分は文系なので数字に弱いんです」などとは言えませんよね。入社して困った事態に陥らないためにも、早いうちから数学に取り組んでおきましょう。

<数学は論理力養成に最適な科目>
「数学は数字」と思う人が多いかもしれませんが、数学は国語力・論理力と非常に密接な関係にあります。

数学は問題となっている事態を数式に表して、解決策を見出していくという科目ですので、「曖昧な理解」では先に進むことはできません。きちんと1つ1つの事実を整理して、論理的に解決していく力が求められます。文系科目となるとどうしても暗記ばかりの勉強に陥りがちなので、「自分で理論立てて考えていく」ということをしなくなる傾向が強くなります。

そこで数学を使うようにすれば、そういったロジカルな思考回路を養成することができます。それが上記で述べたような、将来的なメリットにまでつながるのです。

<最後に>
数学の重要性は理解していただけたでしょうか。ただここまでお伝えしてもやはり「数学アレルギー」のような体質の方はいらっしゃると思います。そういう場合には、無理して数学に取り組むというよりは、それ以外の強みを身に付けていくことをオススメします。人間は十人十色ですから、得手・不得手があって良いものですからね。