そうするとだんだんと理事会のメンバーも固定化されていき、またそれぞれのメンバーも嫌々の参加となり、おざなりな運営となってしまうため、管理会社の都合の良い様にされてしまうこともあります。
このようなことを防ぐためにも理事会自体の運営の仕方を工夫する必要があります。
有志に任せるのではなくマンション住人全体が関わるような仕組みを作るということです。
理事会以外にも検討委員会等を設け住人それぞれが興味のある内容で理事会に関われるような仕組みづくりもひとつのやり方です。
最近では理事に対して報酬を支払うというようなやり方や逆に理事をしない住人に対して管理運営費を割り増して徴収するという仕組みもあるようです。
しかしそのようなやり方では強制的に仕事をさせると言うやり方になってしまい理事会の雰囲気も非常に悪くなることでしょう。
自分が関わり合うことで建物の環境が良くなり、更には自身の子供の代まで住み続けられるような環境作りをするという気持ちで、多くの住人が理事会に参加するようになると良いでしょう。
そうすれば、理事会は問題を解決するという場ではなく、いかに良い方向を見つけるかということを話し合える場になるのではないかと思います。