住宅[373]

【マンション】修繕費は何に使われる?

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執筆者:竹下 啓子
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修繕は長期修繕計画に基本は沿ったものになりますが、修繕時期がきても美観であれば修繕は先延ばしになりますが、修繕予定時期よりも劣化が著しい場合は、時期を待たずして修理します。特に漏水は被害がひどくなるので、早めの対策が必須です。

防火戸が締まらない、手摺がガタついているなどは安全性に問題があるので、これも早急な修繕が必要です。

大規模修繕は概ね10年~15年で1回目、20年から25年で2回目と改修をします。年数が経つほどに不具合の修繕だけではなく、美観も損なわれてきます。資産価値を維持する目的で、外装を全面改装することも有ります。

また、省エネ性能を上げるために、サッシを二重窓にしたり、屋上を遮熱したりという工事も考えられます。旧耐震の建物なら耐震補強も大規模の修繕工事になります。

子供の遊び場だった中庭の段差や遊具場は、高齢化に伴い広場やゲートボール場に改修するなんてこともあるかもしれません。
 
修繕は、管理会社が勝手にやるものではなく、区分所有者である組合員から、修繕検討委員を選出し、理事会や修繕検討委員会が主導権をもって大規模改修するのが一般的です。

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