ローン控除を受けるには、控除を受ける人、物件、借り入れの要件を満たさなければなりません。以下、ローン控除の適用要件と知っておきたい注意点です。「えっ、そうだったの?」という内容も含まれますのでぜひご覧ください。
要件 |
注意点 |
住宅取得後6ヶ月以内に入居し、引き続き居住していること |
年末引き渡し物件は要注意。①建物の完成②入居(住民票上で確認)③借入金のローン契約締結の3つの条件が同じ年内にそろうこと。 |
家屋の床面積(登記面積)が50㎡以上であること |
測量上の面積ではなく、登記面積で判断する。マンションは登記面積の方が小さくなるので注意。 |
床面積の2分の1以上が専ら自己の居住の用に供されるものであること |
とくに店舗併用住宅。店舗部分よりも居住部分の面積が広いこと。 |
認定長期優良住宅、認定低炭素住宅については証明書類が交付されるものであること |
証明書類が交付されるか、必ず建設業者等に確認すること。 |
控除を受ける年の所得金額が3000万円以下であること |
収入金額ではなく、所得金額が3000万円以下であること。 |
入居した年およびその年の前後2年以内に譲渡所得の課税の特例(3000万円の特別控除、買換え・交換の特例など)を受けていないこと |
入居した年(控除を受ける年)とその前後2年間、つまり合計5年間に譲渡所得の課税の特例を使っていないこと。 |
次ページでは借り入れに関する要件と注意点をご紹介。