幼稚園の送迎時、同じマンション内のご近所同士など子どもが幼いとママ友関係は避けては通れないものですね。
でも、子どもの友達作りのために自分の気持ちはさておき、ママ友、必ず群れなくてはならないのでしょうか?
そこで今日は、『1人でできる子になる テキトー母さん流 子育てのコツ』の著者の立石美津子がお話します。
30代後半で出産すると子どもが5歳でも自分は40代半ばになります。第二子、第三子となると更に年齢は加速します。周りのママ達は30代前半、ついこの間まで20代だったママ達と自分の育った時代や価値観の違いは歴然としています。
どんな人とでも仲良くなれるタイプだったらストレスは感じませんが、そうではなかった場合、毎日の送迎時の井戸端会議がだんだんと苦痛になってきます。
ママ同士仲がよくなり互いの家を行き来するまでの関係になると、時間的にも子ども同士が近い存在になり仲良くなることがあります。でも、同じママグループでも子ども同士は反りが合わなくて喧嘩ばかりすることもあります。
ママ同士仲が良いから子どもも仲良くなれるとは限りません。反対に「あのママとはあまり親しくはなりたくない」と思っていても子ども同士気が合って、いつも一緒にいたりします。
「あの子と仲良くして欲しくないな」と思っても「あなたは○○ちゃんと遊びなさい」とか「△△ちゃんと遊んではダメよ」と命令してはなりません。
また、ママ自身も「子どもが仲がいいから子どものために嫌な親と付き合わなくてはならない」と思う必要もないのです。それぞれの意思で友達は選べばいいのです。小学校に行けば幼児期ほど親が園やそれぞれの家庭に行き来することもなくなりますよ。
“幼稚園3年間の限定のママ関係“と割り切ってそれなりの距離を持ってお付き合いしましょう。その中で”一生のママの本当の友達“!が出来たらそれはそれでラッキーなことです。
それでも、子ども同士仲良くなって「今度、あなたの家に遊びに行ってもいい」なんて言われることがあります。
でも、「ちょっと気が合わないな。躾の基準が全く違い深くかかわると大変なことが多くなるな」と感じたら公園で遊ぶだけ、ママ同士は挨拶程度にして適度な距離感を持ちましょう。
例えばあなたの家ではソファーの上でピョンピョン跳ねるのを禁止しているのに、ママ友の家では自由にさせていると、そこで注意することも出来ず悩むことになります。
「○○ちゃんは跳ねてもいいけどあなたはダメ」とか「この家では跳ねてもいいけどお家では止めてよね」とも言えませんよね。
幼稚園では周りが若くても、子どもの習い事に行くとそうでもなく年配ママが多いこともあります。
また、フラダンスや料理教室など自身の習い事で色んな年代の人と仲良くなれます。ママだけの友達だったら幼稚園にこだわらなくとも他の場所で作ることができます。
また、ママ友同士がつながるイベントも地域またいで行われています。ですから今は住んでいる場所が近所でなくてもラインやフェイスブックなどでいくらでもつながることができます。幼稚園の狭い世界の中で考える必要はありませんよ。
“ママ友”は読んで字のごとく“子どもを介しての関係”なのです。そう考えると無理することもなくなりますよね。
※この記事を書いた立石美津子さんの著書
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