10年前と比べると携帯電話がものすごい勢いで普及してきました。
いまや携帯電話のシェアは1人1台以上の時代で、その対象は大人だけではありません。 小学生で携帯電話、中学生でスマホというのも珍しくないのです。
他人の子どもがどんな携帯を持とうとあまり関係ありませんが、自分の子どもが携帯電話やスマホが欲しいと言ってきたら、話は別です。 何人のお友達が携帯電話を持っていようが、スマホを持っていようが関係ありません。
親がお金を出して管理している段階では、親の方針をしっかりと持っていいのです。 携帯電話が賛成の家庭もあれば、反対の家庭もあるでしょう。 子どもが欲しがらなくても、携帯電話やスマホを持たせる親がいるというのも事実です。
携帯電話やスマホを子どもに持たせるとどんなメリットがあるのでしょうか?
小学生で携帯電話を持っている子もいますが、意外と母親よりも父親の意向で携帯電話を持っているらしいですよ。 特に私立の小学校に通っている子どもに多いですね。
私立の小学校だと、電車や公共交通機関を使って学校に行かなくてはいけません。 移動距離が長くなってしまうために、単純に心配という考え方です。
確かに小学1年生が1人で電車に乗っていたら、乗り換えを間違えてしまうかもしれませんし、連れ去られてしまう可能性もないとは言えません。
そこで携帯電話のGPSで子どもの場所を把握できるようにしているのです。
子ども専用のキッズフォンでもGPSは確認できますので、心配ならば携帯電話を持たせるのはいい方法かもしれませんね。 子ども用のパスモやスイカのサービスで改札を通ると親にメールが来るサービスもあります。
いろいろな会社のサービスをうまく利用して安心できる生活をしたいですね。
携帯電話のGPSに関しては公立の小学校でも同じことが言えます。 学校では禁止されているでしょうが、通学が歩きだと絶対に安心という保証はありません。
もし子どもに携帯電話をもたせるのであれば、通話相手やメール相手を限定できるサービスを利用しましょう。
携帯電話自体を持つのは悪いことではありません。 親とすぐに連絡もとれるのでトラブルを回避できることもあります。 困ったことがあれば自分で行動できるようになるかもしれません。
怖いのは、スマホで大人と同じアプリを利用したり、親が把握できていない相手と連絡を取り合うことです。
特に自分の部屋がある年齢になると、部屋の中で何をしているのかわかりません。
テスト勉強をしているのかと思えば、友達と電話をしていたという状況もあるかもしれません。
携帯電話・スマホを買う前にきちんと子どもと約束事を決めておくといいでしょう。 寝るときは携帯電話をリビングにおいておく、とか、勉強時間は部屋に持っていかない、などです。 約束を守らなければ、解約する覚悟でいましょうね。
高校生になったら、自分でアルバイトをすることも可能なので、携帯電話の料金を自分で負担させてもいいでしょう。
ただし料金を子ども本人に負担させることになると、携帯電話やスマホをさわる時間を親が制限することは難しくなります。 高校生になり自分でアルバイトをしたお金で携帯電話を使うことになると、子どもは一人前の大人になった気分になります。
全部自分でできているから、親に文句を言われたくない!となってしまいます。 無理に親の意見を押し付けようとしても反発するだけなので、きちんと最初に話合うことが必要です。
携帯電話やスマホと同じように、パソコンもいつ頃子ども専用の物を持たせるべきか迷ってしまいます。
パソコンももはや1人1台の時代です。 デスクトップとノートパソコン、アップルとウィンドウズなど、用途に合わせて2台持っている人もいるほどです。 タブレットや親のパソコンをすでに触ったことはあるでしょうが、子ども専用のパソコンとなると、親として抵抗がないとは言い切れません。
しかしこのご時世、将来社会に出たときにパソコンを使ったことがないというのも考え物です。 高校生くらいになったら、子ども専用のパソコンを考えてあげてもいいでしょう。
しかし焦って与える必要はありません。 パソコンも安くなってきたとはいえ高価なものなので、本人が欲しがったら、でいいでしょう。 本人が使う予定がなく、興味もなければ無駄な買い物になってしまうかもしれません。
本当に欲しい子どもは、自分でアップルかウィンドウズか、などと具体的に指定してくるでしょう。 それまでは親の目の届く場所での共有パソコンでいいかもしれませんね。
携帯電話やスマホ、パソコンは大人の世界に入れば必ず必要なものです。 子どもが大人に憧れて、欲しがるのも不思議ではありませんし、使えた方がいい物であるのは事実です。
買うのであれば、最初が肝心です。 ルールを決めるのであれば最初に決めてあげて、途中で親への不満が出ないようにしてあげてくださいね。