子どもが大きくなっていくと、ママ友とのお付き合いも広がっていきますね。
お稽古でクラスが同じになったから、子ども同士が仲良くしてくれているから、など、自分の意思とは関係なくお付き合いをする人も出てくるでしょう。
子どもの人間関係は、お母さんの人間関係でもあるのですね。そのお付き合いは幼稚園・保育園の中だけにとどまらず、休日に一緒に出掛けたり、ランチに出かけるということも出てくるでしょう。子育ての情報交換をしたりすることもできますし、お稽古の話になったりもするでしょう。
そこで仲の良いお友達からお稽古の発表会に誘われたら、何か注意するべきことはあるのでしょうか。我が子の大切なお友達の発表会ですから、問題が起きないようにしたいですね。実際にあったトラブルも含めて考えてみたいと思います。
子どものお稽古で発表会があるのは、バレエやピアノなど女の子のお稽古が多い印象ですね。男の子だとダンスやその他楽器のお稽古でしょうか。スポーツのお稽古でも試合などあるでしょうが、「発表会」となるとまた違ったイメージがありますね。
発表会となると、劇場で開催されるでしょうから、チケット代がかかっていることが多いです。
しかし誘ってくれるお友達によっては、チケット代は受け取らず「招待」してくれる方もいるでしょう。チケット代がかかっていることがわかってしまうと、申し訳ない気がしてしまうかもしれません。しかし相手が招待する、と申し出てくれた場合はチケットを受け取っても良いでしょう。
そのかわり、出演したお友達に、差し入れやプレゼントを持っていってあげると喜ばれますよ。花束やお菓子のプレゼントを終焉後の面会で直接渡すことができるはずです。このときには、きちんとお友達の発表会の出来を褒めてあげてくださいね。
このプレゼントが実はトラブルの原因になってしまうこともあるのです。
招待された方が手ぶらで発表会に出向き、「何も持ってこないなんて非常識だ」と相手を怒らせてしまったというケースがあります。もちろん悪気があって手ぶらで行ったわけではなく、単純に知らなかったのです。
周りの出演者の子ども達は花束やプレゼントをもらっているのに、その子どもだけ何ももらえなかったようです。冷静に考えれば、そんなことで怒る親の方が非常識ですが、プレゼントはある意味で発表会に出向くときのマナーとも言えるのかもしれません。
お菓子にするにしても高価なものである必要はありません。何が良いのかわからなければ花束で充分ですから、用意しておくと良いでしょう。
お友達の発表会に出向くことがあれば、自分の子どもの発表会を招待することもあります。
誘われたら声をかけるべきでしょうし、観に来てもらったら行くことになりますね。チケットを招待するのか、はそのお友達との関係で良いでしょう。以前にチケット代をこちらが負担したのなら、購入してもらっても角は立ちません。
しかし以前に招待されたことがあるのであれば、招待してあげた方が無難かと思われますね。
そこで、プレゼントや差し入れですが、招待したら必ずいただける、と思うのはやめておきましょう。おそらく、マナーとして用意をしてくれるお友達が多いでしょうが、期待するのは良くありません。子どもにプレゼントをしてほしくて、お友達を呼ぶわけではありませんよね。
発表会の本当の目的は、子どものお稽古の成果をみせるためです。確かに、子どもの発表会は本番も大切ですが、お客さんに最後に褒められるところまでが大切な時間です。
本番をやりきることで度胸や自信がつき、褒められることで達成感も覚えます。たくさんのお友達が見に来てくれて、花束や差し入れをプレゼントされるのも発表会の醍醐味と言えます。
しかし期待するとトラブルの元になってしまうかもしれないので、絶対に花束などが必要と考えるのであれば、おばあちゃんなど、言いやすい人にコッソリ頼んでおくようにしましょう。
子どもの発表会といえど、いろいろと気を遣わなくてはいけないのが大変ですね。来てくれるお友達は時間を作って、交通費を使って、洋服も選んで、プレゼントも選んできてくれていることを忘れずに、来てくれただけで感謝するように心がけてくださいね。
子ども自身もきちんとお礼をいうことを教えましょう。発表会がトラブルの種にならないように、これからも仲良くお付き合いができるように、お互いに気持ちよく過ごせる発表会にしてくださいね。