子どもが小学校に通うようになると、未就学児の頃のように全てが親の管理下というわけにはいきません。
幼稚園・保育園の頃はお友達の顔も名前もお母さんが把握していられましたが、小学校に進学して学年を重ねていくと知らないお友達の名前が出てきてビックリすることもあります。
どんなお友達と交流があってどんな遊びをしているのか気になるところですが、親元を離れていくのは自然な子どもの成長なので見守ることも大切ですよ。
子どもを信じて見守ってきたお母さんも、ふとしたことで子どものいじめを目にする事があるかもしれません。
加害者だとしても被害者だとしてもとてもつらい事実ですが、もし被害者になってしまったらお母さんは子どものためにどんなことをしてあげられるのでしょうか? 子どものお稽古のひとつでミュージカルがありますが、このミュージカルでいじめられていた子どもに効果があった事例が実際にあります。
いじめに直面した子どもは、自分に自信がなくなっています。 そのため自分を思いっきり表現することは、ストレスを発散させるような要素もありいじめられている子どもも明るさを取り戻すことができるようです。
ここで大切なのは、学校のお友達がいないミュージカルのお教室を選んであげることです。 地域の近くのお教室ではなく、少し遠くても知り合いがいないお教室を選びましょう。
ミュージカルの時間は、学校での自分とは違う自分になれるからです。 学校での自分を知っている人は一人もいない、という状況でないとなにも発散することができません。
学校のみんなは知らない秘密の場所、自分だけの場所を作ることによって本来の明るさを取り戻します。 もちろん学校でその明るい自分を出せることが望ましいですが、まずは週に1回の発散の場所としてでもいいのではないでしょうか?
徐々に学校でも明るい自分を出せるようになるかもしれません。 焦らずに見守っていくことが大切です。
またお稽古でミュージカルをやっていることにより、学芸会で注目を浴びることもあります。 いまは学校の学芸会でもオーディションで役を決めることが多いみたいですね。
ミュージカルを習っている子どもは当然、何もやっていない子どもより経験があり場慣れもしています。 いつもは注目を浴びなかったクラスの子が、突然お芝居という得意なことで注目を集めます。
するとクラスメイトのみんなも見直してくれるようで、お友達に認められていくキッカケになるようです。 実際に学芸会で主役を演じた事がキッカケに、いじめがなくなったという話もあるようです。
他の子どもができない事が得意、と言うことは強みになるようですね。 学芸会以来、学校の人気者になってしまうこともあるようです。
必ずしも、ミュージカルでなくてもいいでしょう。 得意なことがあるならば、いい部分をどんどん伸ばしてあげてください。 学校以外の場所で子どもに自身をつけさせてあげることがいじめ脱出からの第1歩かもしれません。