教育[725]

【通知表の秘密】通信簿はどのように読み、受けとめるか

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執筆者:中田 雅敏
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学校には学籍簿が保管されています。かつては「学習指導要録」ともいっていました。

この学生簿には保管年数が学校教育法により卒業後20年と定められております。また、学籍簿抄録は次の学校に進学した時に、進学した上級学校に送付されます。これは、それまで学校でどのように学習し、修得したかという記録です。

進学先ではそうした過去の学習指導内容を踏まえて新たに学習を開始します。

勿論これは本人にも保護者にも開示はいたしません。厳重保管となっており、非常用搬出耐火金庫に厳重に保管されています。これは小学校、中学校、高等学校へと進学する児童生徒が、途切れることなく一貫した教育を受けられるように配慮されているからです。勿論大学にも卒業済みの学校から送付されてきます。一般的に内申書といわれている書類とは異なっています。教科、科目の成績だけでなく、健康や活躍した事柄、生活全般の記録といってもよいかと思います。

この学籍簿をわかりやすく保護者に伝えるための記録が通信簿というものです。

ですから通信簿は学校における児童生徒の生活と学習の記録をつたえる帳簿といえます。

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