教育[725]

中学3年生 高校受験後の春休みの過ごし方

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執筆者:門衛 教育運営チーム

中学3年生というのは一生の中でも、かなり集中力を発揮する時期といえるのではないでしょうか。

志望する高校への合格を勝ち取るために、苦しい思いをして勉強を毎日して、3月にやっとの思いで合格をつかみとる、という激動の1年を過ごすことになるものです。

しかし、せっかくの合格に水を差すようになってしまうのですが、高校受験が終わった後も、勉強は継続しなければなりません。

「もちろん、高校に入ったら頑張るよ」という声が聞こえてきそうですが、「高校に入る前」に頑張らなければならないのです。

ただし、「人が羨み、驚くような大学に行きたいのなら」の話ですけどね。もしそういう気持ちが少しでもあるのであれば、合格した時点は「終着点」ではなく「出発点」であるという認識に切り替えてください。

<春休みはメリハリをつけて>

上記のようなことを言うと、「え~、せっかく1年間頑張ったんだから、遊びたいよ~」という声が返ってくるでしょう。もちろんおおいに遊んでください!それは今まで我慢していたんですから、許されることですし、その権利は当然あります。

しかし、遊びつくすのだけはやめてください。遊びに熱中するあまり、勉強に一切触れないでいると、せっかく積み上げてきたものがムダになるばかりか、高校に入ってから3年間つらい思いをすることになります。

本当に良い結果を残す人は(子供でも大人でも)、やるべき時に全力で集中し、遊ぶ時は徹底して遊ぶ、中途半端なことなんて絶対にしないのです。

ダラダラ遊ぶことも、ダラダラ勉強することもありません。何をするにもメリハリをしっかりつけられる人こそ、社会に出てからも成功する秘訣なのです。

ですから、「今日は遊ぶ日だから、勉強のことは一切考えない」という日を作っておくのもいいことでしょう。

<課題は頑張って終えるものではなく準備運動に過ぎない>

高校に合格すると、合格発表の日に「入学式までの課題」のようなものを渡されることが多いようです。

これも受け取った瞬間に、「こんなの春休み中に終わらないよ~」と嘆く人がいますが、高校に入ったら、その比ではありませんよ?それでヒーヒー言っていたら、この先3年間やっていけないだけでなく、理想の大学に入ることもできません。

本当に上の上を目指すのであれば、春休みの課題くらいは「準備運動」くらいに軽くこなしてください。

もちろんその内容は、上位高校になればなるほど、高校の予習内容になりますが、そういう高校は、4月に授業が始まると、その予習内容は全員が理解しているものとして、スピードを上げて授業を進めていきます。

ですから、どのみち、春休みにしっかり努力しておかないと、高校での進級も危ぶまれてしまうというわけです。高校は中学と違って、一度下位層に落ちてしまったら、そこから這い上がるには、尋常ならぬ努力が必要とされます。

逆に一度上位の方に行ってしまえば、「努力の仕方」がわかるので、勉強しながらも好きなことを好きなだけ楽しむことができるようになります。でしたら最初に上に行きたいですよね?結局、そういうことなのです。

<課題テストが最初の関門>

高校に入学するとほぼすべての高校にあるのが「課題テスト」の存在です。

これは春休みにしっかり内容を理解してきているかを試すためのもので、今後3年間の成績の大きな指針になります。上記の話とつながりますが、このテストでしっかり結果を出せる人は、そのあとも一定して良い成績を取れる傾向が多く見られます。

定期テストでも同じように上位の成績がキープできれば、指定校推薦でラクに合格を勝ち取れる可能性も高くなりますから、やはり春休みが勝負の時といえるでしょう。

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教育総合ランキング2024/11/21 更新

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