理由の3つめ
頭金ゼロの資金計画は理由2つめのリスクに加え、返済途中の想定外のできごとに対応不能になりやすいことが挙げられます。
・家賃と同額の返済額だとしても、固定資産税、マンションの場合は管理費、修繕積立費など住宅維持費がプラスの出費となります。
・床面積が広くなると光熱費もUP。家族の成長にあわせて生活費の支出も膨らみます。
・30年以上にわたる返済中、「収入の減少」「突然の大きな支出」には要注意です。
・「収入の減少」は「働けなくなること」「働く先がなくなること」「働く先の条件が悪くなること」によって起きます。
・「返済が苦しいこと」「お金がないこと」は、こころの病や家庭内不和を誘発します。
頭金ゼロの住宅購入資金計画はリスクが大きいことは理解いただけたと思います。
それを少しでも軽減するため、
1.購入直後でも「半年分の生活費に相当する金額」は手元に確保。
2.返済負担率(収入に占めるローン返済額の割合)は慎重に判断。頭金ゼロであれば手取り額(収入から税金、社会保険料を除いた額)の20%以内に抑える。
が必要と考えます。
住宅購入には「20%の頭金」をご用意いただくと、金利で優遇を受けられたり、購入物件の選択肢広がり、精神的にゆとりをもって何事も選ぶことができます。
「住宅、マイホーム購入の頭金の考え方」= 購入価格の20%以上の頭金が用意できてから購入しよう。がFPとしての本音なのです。
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2024/11/22 更新