あなたが家づくりを決断したのは、どの様な理由でしょうか?
多くの方がこう言われます。
「子供が大きくなったので、手狭になった。」
「子供のモノが増えてきて、収納が出来ない。」
「子供が小学生になる前に、住む場所を決めたい。」
お子さんの成長が大きな理由になる場合が多いです。
家族構成や家族の成長に合わせて移り住む国もありますが 日本人の場合、新築したらその場所に住み続ける事が多いです。
私の実家も、ずっと同じ場所にあります。 日本人的な感覚なのでしょうか?ずっと同じ場所にあると「ふるさと」って思います。
今回、お伝えしたいのは・・・・ 将来も考えて家づくりをしましょう!です。
ご家族の「今」に合わせて新築してしまうと 歳を重ねるたびに、住みにくさを感じる場面が増えてきます。
2階のバルコニーに物干しがあるので、重たい洗濯物を運ぶのが大変になった
廊下が狭いので、手摺を付けたら歩行器が利用できない
膝が痛く、玄関までの階段が苦痛
2階の寝室や収納まで上がるのが大変
子供部屋は、もう何年も使っていない
この様な声を聴く事が多いです。 これらをリフォームで全て解決するのは、大変ですし、お金も掛ります。
お子さんが6歳で小学校入学前に新築したとして、その時のお父さんの年齢が35歳だとします。
15~20年後には、家族構成・暮らし方が変わってしまいます。 一生住み続ける日本人なら、まだ30~40年はその家で暮らす事になります。 2倍ぐらいですね。
ですから、新築の時には「今」も大切ですが、「未来」も大切にしてください。 私たちが設計した事例を紹介します。
・廊下が狭いと歩行器が使えないので、廊下が無いワンルームの様な空間にする。
・ベビーカーを玄関に置けるだけの収納を造り、外出用手押し車なども置けるようにする
・家事を1階で完結できるようにしておく
・主寝室を1階に、もしくは将来1階に出来るようにして、平屋感覚で生活できるようにする
・駐車場から玄関までは、階段を無くしスロープで上がれるように建物配置を考える
あなたは、今思い描いているプランはありますか?
それは、何年先までお考えでしょうか? 将来、住み替えをお考えでしたら、気にしなくても大丈夫ですが 終の棲家とする場合でしたら、将来住みやすいかどうかを意識してください。
とは言え、なかなかご自分が高齢になるなんてイメージ出来ませんよね。
そんな時は、あなたのご両親や祖父母が生活する様子を想像してみてください。 更によいプランになると思います。
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2024/11/21 更新