[注文住宅]住宅の基礎について確認すべきこと

住宅の基礎について確認すべきこと

2015/09/26

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本日お伝えするのは、基礎についてです。

実は基礎にも色々な種類があります。住宅会社は「ベタ基礎」と言いますが、その内容も様々です。

コンクリートの強度、鉄筋の太さ、鉄筋の数、コンククリートの厚さ・・・・など ベタ基礎とは、このような規格なのです・・・と言う決まりが建設業界にはありません。住宅会社によって基礎の仕様はちがいますので、確認をしてください。

なぜ確認が必要だと思われますか?

多くの住宅会社は地震に強い家とか○○工法とか△△構造とか材料に特徴があったりとか・・・・ 色々な売り文句がありますが、そのほとんどは基礎から上の部分なのです。

つまり、基礎について同じようにこだわっている住宅会社は少ないのです。

やはり、基礎から上の構造が強ければ、基礎も同じような強度がなければ意味がないです。 基礎から壊れてしまっては意味が無いですからね。 (更にその下の地盤も重要になってきます。) 住宅だけではなく、何事も基礎は重要なのです!

さて、基礎の何を確認したらいいのか?が問題ですね。

「どの様な基礎なのか教えて下さい。」と聞くだけです。

その時の説明が、住宅会社が得意な○○工法の説明と同じぐらいの熱意があるのかを確認するのです。 「基礎はベタ基礎だから安心ですよ。」だけではアウトです!! 『ベタ基礎ってどんな?』『安心ってどうして?』と聞くべきです。 実は基礎の情報って、住宅会社のホームページを見てもあまり公開されていません。

木造住宅や軽量鉄骨住宅やツーバイフォー住宅など、基礎は必ずあります。

そして、基礎は鉄筋コンクリート造になります。 ですから、鉄筋コンクリート造の知識や管理が必要になり難しい部分もあります。

例えば、コンクリートの打設時間も管理します。 夏は気温が高いので、コンクリートの硬化が早くなりますので、工場出荷から90分以内に コンクリートを打設完了しなければなりません。

冬になれば気温が低く、コンクリートの初期強度が低いので温度補正と言って コンクリートの強度を上げて発注しなければなりません。

鉄筋の外周~コンクリート外面までの距離を「かぶり厚」と言いますが、 かぶり厚も部位によって違いますので、注意が必要です。

ちなみに、コンクリートが土に接する面は60mmになりますので、 施工誤差も含めて70mm程のかぶり厚で施工されていたら良いでしょう。 もし、現場に行くことが出来れば、スケールを持っていくとあなたもチェック出来ます。 これらを教えてくれる事が「安心」になる訳です。

その他にも、「アンカーボルトの位置」や「コンクリートの養生期間」や「鉄筋の種類・加工」など 色々なチェックポイントがあります。

良い基礎にするには、とても多くのポイントを管理しなければなりません。 住宅基礎では、特殊な工法はあまり存在しませんので 「どの様な基礎なのですか?」と質問する事で、その会社の工事管理のレベルが分かります。

住宅会社を選ぶときは絶対に聞いてくださいね。

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2024/04/24 更新