[注文住宅]お家を建てる時、あなたはカスタマー?それともクライアント?

お家を建てる時、あなたはカスタマー?それともクライアント?

2014/12/01

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前に「施主と建築家の幸せな関係」という記事を書かせて頂きましたが、家づくりにおいて設計者やビルダーだけではなく【施主】の役割もたいへん重要です。施主は、単に「お金を出すだけ」ではなく、プロジェクト(家づくり)では最高責任者、いわゆる最終判断をする立場にあることを忘れないでください。

3者が対等な立場で・・・と言っても、発注者である施主が一番影響力を持っているのですから。

ですから私は、施主のことを「クライアント(client)」とお呼びしています。

クライアントとは、技術的なアドバイスやサービスを受ける人、専門家に依頼する人、発注者です。

他に、「お客様」の意味で使う英単語に「カスタマー(customer)」や「ゲスト(guest)」等がありますが、カスタマーとは、商品やサービスなどにお金を払う人、顧客という意味で、ゲストとは、商売に関係なく持て成しを受ける人、訪問者という意味です。同じ「お客様」でも、内容は全く異なりますよね。

家づくりにおいて施主は、商品やサービスを受けてその対価を支払う「受け身」のカスタマーではなく、クライアントという発注者の立場でおられないと、そのプロジェクトは【船頭のいない船】のようになってしまうのです。到底、家づくりが成功するはずがありません!

もちろん、人生を掛けた大きなお買い物である住宅★皆さんもそれなりの覚悟で臨んでおられると思いますが、完成まで「もうひと踏ん張り!」なのです!!!

・・・と、皆さんにプレッシャーを与えてしまいましたが(^-^)

マイホームを手に入れるカタチは様々です。ゼロから「家づくり」をされる方、建売住宅やマンション等のように選択肢の中から「家を買う」方、其々。後者であれば、カスタマーでも良いのかもしれませんね。

本来、「家づくり」は楽しいものです(^-^)

私も建築家として、一生に何度とない「家づくり」が楽しくなるような工夫をしています。でも、それがストレスになってしまう場合も・・・

自分は、クライアント?カスタマー?

どちらがぴったりくるのか、一度、考えてみませんか?

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2024/11/22 更新