やっぱり「家づくり」って、理想と現実のギャップが大きい・・・
その原因は、土地の値段や建物の値段が高過ぎるから!
建築コストを意識しつつ、時間を掛けて計画したお家の最終見積りが、想定よりも数百万円オーバーなんてこと、よくあります。
でも、無い袖は振れない!
建築コストが落ちなければ工事もスタートできないので、家づくりの最大の難関と言っても過言ではないですね。
私たち建築家もビルダーも、限られた予算内で最大限のパフォーマンスをして、クライアントの理想に近いお家をご提案できるようにするには、気合だけでなく「バリューエンジニアリング(VE)」という技術も必要なのです。
建築におけるバリューエンジニアリング(以下:VE)とは、計画している性能や品質を確保したままコストを下げること。専門的な知識だけではなく製品の幅広い知識なども必要で、プロとしての経験や実績が物をいいます。私も情報収集や裏付け作業などで1か月以上も掛かってしまう場合もあり、一筋縄ではいかない作業なのです。
例えば、住宅の窓や断熱材、フローリングや一般的な仕上げ材などは、複数のメーカーが同じような製品を扱っているので、同等品の中で「より安い製品」や「仕入れ値の安い製品」を選ぶことでコストを下げていきます。はじめに選んでいた製品を基準に、メリット・デメリットを検証して選定するのです。
そして、建築コストを下げる際にVEとCDという言葉が混同してしまいますが、CDとは、文字通り「コストダウン」。コストと共にスペックやクオリティも下げる行為をいいます。
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2024/11/22 更新