『あなたの住まいは、何LDKですか?』
そんな質問をよく耳にします。
ひと昔前からある会話ですが、建築家による現在の住まいの考え方では、何LDKという言葉では当てはまらないように思います。
部屋なのか廊下なのか。外なのか内なのか。
いろんな要素が絡み合い居心地を形成します。
そんなあいまいな空間ほど心地よかったり、楽しかったりします。
私たち建築家は、住まい手の要望の奥にあるその住まい手独自の暮らし方を引出し、空間にしていきます。
例えば、屋根のかかった屋外のデッキスペース。
空の見える中庭。通路にある書斎やスタディースペース。
読書のできる3畳程の畳スペース。
個室をつなぐガラス屋根の通路(路地)。
屋根裏部屋の様なライブラリースペースなど。
まだまだ、いろんな可能性に満ちています。
想像しただけでウキウキしてきますね。
そんな住まいには、それぞれテーマがあり
そこにストーリーが込められています。
これからは、
『あなたの住まいのテーマは何ですか?』
そんな会話が聞こえてきそうな気がしています。
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2024/10/06 更新