家を造っている時には、台風や大雨や雪など自然の力には敵わない事があります。ここで無理して作業を進めて工程を守っても、仕上がりが悪くなればその後の工程にも影響してくるので、現場監督は総合的に判断しなければなりません。
雨の日にコンクリートを打設してしまうと、何となくダメだとあなたもわかる事だと思います。しかし、街中の工事現場を見ると結構やっています。
雨の日にコンクリートを打設すると、コンクリート中の水量が変わってしまいます。「水セメント比」と言って、セメントと水の割合が決まっています。つまり、強度が下がったコンクリートになります。
そして、仕上がりも悪くなります。最近ではゲリラ豪雨や通り雨もありますので、天気予報を見ながら工事の判断をしなければなりません。
例えば、私の現場では前日の降水確率が50%ならコンクリート打設は中止です。40%なら、お施主さんが中止と言われればコンクリートを打設しません。
このような取り決めを施工会社と事前にしておくと安心できますよね。
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2024/11/23 更新