【「主人が家づくりの話を聞いてくれないのよ~」と悩む奥様へ】
実は・・・・
コミュニケーションが家づくりを豊かにしてくれます。
上記【】内の様な相談は良く受けます。
家づくりは、奥さんが積極的になるケースが多いようです。
しかし、私が関わる家づくりはご主人も積極的に家づくりをされています。
それは、コミュニケーションの方法を知っているからです。
例えば奥さんが家づくりの話を始めました。
ご主人はテレビを観ながら奥さんの話を聞いています。
奥さん「それでね。キッチンは対面がよくてね・・・。」
ご主人「そうだね。」
奥さん「玄関にはガーデニング用品をしまいたくてね・・・。」
ご主人「いいんじゃない。」
奥さん「子供室は6帖は必要よね。」
ご主人「うん・・・・。」
奥さん「ねえ、ちょっと聞いてるの!!」
こうなると話し合いは進みませんよね。
こうならないためにも、パートナーを思いやる事が大切ですね。
奥さんの気持ちも分かりますが、パートナーを思いやると言葉が変わります。
奥さん「仕事で疲れて帰ってきて、リラックスしたいのに私の話を聞いてくれてありがとう。」
どうですか?こんな言葉をご主人が聞いたら、「もっと話を聞かなくては」と思うかもしれませんよね。
お互いを大切にする気持ちが、価格以上の価値ある家にします。
さて、話が始まりました。
どの様に聞いたら、パートナーが気持ちよく話せるでしょう?
簡単です。
相づちをしてください。
時々、話を要約して「○○ってこう言う事なんだね。」って言ってみて下さい。
普段の生活でもやっていますよね。
この時に注意して頂きたいのは「分かった気にならない」です。
以前にもおつたえしました。
人は本当の要望を正確に伝える事は出来ないのです。
だから、聞くのです。
聞く時はこの様に質問してください。
「具体的に教えて?」
「私に分かる様に教えて?」
これまでの話を違った意味で理解している事に気づくと思います。
それは、話し手も聴き手も同じように感じるのです。
本来なら設計者がヒアリングの段階でやらなければならない事なのですが全ての設計者のコミュニケーション能力が高い訳ではありません。
そもそも、そんな設計者なら選ばなければ良いのですが気付いた時には契約している場合もあります。
家づくりの責任はお施主さんにあります。
住宅会社を選ぶ・土地を選ぶ・ローンを選ぶ・間取りを決める・仕上げを決める・・・・どれもお施主さんが判断します。
厳しく聞こえるかも知れませんが、現実なんです。
だから、出来る事はやる!知らない事は知る!必要があります。
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2024/11/21 更新