建築設計を志す新人たちが、下積み時代に必ず上司から言い渡される課題・・・それが、「階段」の詳細設計です。
平面(二次元)の部屋などとは違い、限られた空間の中でも三次元の構成が頭に描かれていないと詳細図面は描けません!「階段」とは、それだけ建築人の「力」を試されるところなんですよ(^-^)
そんな【階段まめ知識】を踏まえて、今後、皆さんが階段を見てくださると設計者冥利に尽きます。
さて、本題に入りましょう!
「階段」とは、上下階に行き来する「装置」という役割だけではなく、多くの可能性を秘めていることをご存知でしょうか?
上階からの光を落とす役割を果たしたり、吹き抜け的な開放感を得られたり、階段に留まりコミュニケーション・エリアにしたりと、計画によって様々な表情を見せてくれます★その空間の「主役」にもなり得るアイテムなのです!
私的にも「階段」のデザインには、毎回かなりの気合を入れて取り組んでおります(^-^)少し実例を見てください。
【実例①】 あえて南側のコンディションの良い場所に階段をもってきたケースです。スケルトン階段にすることで、リビング内にあっても存在感を小さくし、光や風の確保、そしてテラスへの往来も問題なくできるようになっています。階段下も空間として有効利用できます。
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2024/11/20 更新