みなさん、株式投資されてますか?
足元の株式相場は、4月に日経平均が2万円を超えた後は、 調整局面ではありますが大きな下落ではなく、 堅調な推移ですね。
さて、 株式投資のスタンスも、投資家によって様々だと思います。
順張りもあれば逆張りもあり、決算や配当重視、将来性重視、チャート重視。いろいろな方法があると思います。
そんな中、「大きな悪材料は逆にチャンスかも」と言うお話です。
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最近の東芝のニュースはご存知ですか?
インフラ工事関連の決算処理に不適切な箇所があると言うことで、 決算発表を延期しました。第三者委員会も設置すると言うことですので、 それなりに大きいようです。 5月13日の発表段階で、営業損益ベース、500億円も修正が見込まれています。
このニュースで株価は20%以上も急落しました。
2015年5月8日終値483.3円
↓
2015年5月12日始値380円
しかし、安値の2日後、2015年5月14日には、高値448円まであるんです。 結果的には、急落時に慌てて売った方は、安値を売ったことになりますし、 思い切って、買いで投資した人は、短期間に利益を得たわけです。
これは、東芝に限ったことではないのです!!
過去の事例を見てみると、
「2011年、オリンパスの巨額の損失隠しのニュース」
社長解任や、ソニーから出資を受け入れるなど、かなり大きなニュースでした。巨額損失が分ったあとは、3日連続ストップ安、 しかし、2-3週間もすると、株価は戻してます。
「2014年、マクドナルドの中国製鶏肉の消費期限偽装のニュース」
鶏肉のニュースの時よりも、その後の決算下方修正の方が、株価の下落が大きかったですね。ここも、2ヶ月くらいで、ほとんど戻しています。
「2014年、タカタ社製エアバックの大規模リコールとリコール隠しのニュース」
2014年10月頃、米国での死亡事故をきっかけに、大規模リコールだけでなく、過去のリコール隠しが問題になりました。11月には、リコールに伴う特別損失発生から決算の赤字転落が発表になりました。タカタの場合も、2-3ヶ月の間で、かなり戻しています。
過去を振り返ると、日本ハムの牛肉偽装やブリヂストンの米国子会社のタイヤ強度不足問題、事故や事件などで、株価が急落するケースは意外に多くあります。
全てに当てはまるわけではありませんが、割り切って投資するには、チャンスは多そうです。
タカタ社の場合には、2015年3月期決算は、大きな赤字になりましたが、2016年3月期は、黒字転換が予想されています。
こう言うケースのほうが株価は買いやすいですね。
注意しなければいけないのは!!
・業績悪化のニュースなどで、急落した場合
・事故や事件の影響が長引きそうな場合
・将来の企業イメージや業績にもダメージがありそうな場合
・上場廃止になるケース
などでしょうか。
事故や事件が一過性の損失ならば良いですが、企業の存続そのものが危うくなるようなケースは避けましょう。日本航空(JAL)、スカイマーク(SKY)などの破綻が良い例です。
新聞やTVなどで、大きな事件や事故のニュースを見たら、まずは、対象企業の株価をチェックしてみるのがオススメです。
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<注意事項>
本文中にお示しするデータは過去のデータに基づくものであり、
将来の運用成果等を保証するものではありません。
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【金融商品仲介業者の商号】
株式会社シェアティブ [関東財務局長(金仲)第332号]
証券コンサルティング事業部 蕪木 大
【所属金融商品取引業者の商号】
・株式会社証券ジャパン [関東財務局長(金商)第170号] (加入協会)日本証券業協会
・株式会社SBI証券 [関東財務局長(金商)第44号] (加入協会)日本証券業協会、一般社団法人金融先物取引業協会
・日産センチュリー証券株式会社 [関東財務局長(金商)第131号] (加入協会)日本証券業協会、一般社団法人金融先物取引業協会
・リーディング証券株式会社 [関東財務局長(金商)第78号] (加入協会)日本証券業協会
・エアーズシー証券株式会社 [関東財務局長(金商)第33号](加入協会)日本証券業協会
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2024/11/21 更新