住宅[373]

地元の小規模な住宅会社のメリット

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執筆者:前田 浩貴

あなたは、住宅会社を選ぶのに会社規模を気にされますか? 「大手住宅メーカーなら、倒産する事は無いので安心だろう。」と お考えの方も多いようです。

その他にも、業務のほとんどがシステム化・マニュアル化されて分業化されているので効率的で間違えも少ないのかも知れません。 接客する人・設計する人・工事管理する人・見積りを作る人・アフターメンテナンスする人・仕様を決める人・・・・ それぞれが分業されています。

では、地元の小さな住宅会社のメリットは何だと思いますか? 少数精鋭で業務をしていますので、余計な費用は掛からない事が一番ではないでしょうか?

例えば、営業マン 営業マンの年収が600万円だとします。 社会保険やガソリン代や通信費などの経費を入れると 一人の営業マンで年間900万円ぐらい必要になります。

年間9棟の受注をする営業マンなら 単純計算で1棟当たり、100万円の営業経費が 上乗せされていると考えられるのです。

少数精鋭の住宅会社なら、ほとんどの場合 会社の代表が営業を兼任しています。

私の場合で言うと、設計+現場監督+営業+アフター+経理(少しだけ)を 一人で出来ます。 もちろん、スタッフの協力があってこそですが それぞれ専任でするよりも経費は節約して、 その分、家づくりに予算を廻すことも出来ます。

とはいっても、一人で全部こなす事が良いのではありません。 私がお伝えしたいのは、 家づくりとは別の膨れ上がった人件費を得るために 必死になっている業者が、あなたの家づくりの思いをじっくり聞く心の余裕があるのかが疑問です。

「契約したらそれまで担当だった営業マンが全く顔を見せなくなった。」との話はよく聞きます。契約する事が仕事の営業マンですので、仕方ありません。

一方、地元の住宅会社の社長は、多くの事を兼任しているのが当たり前なので その後も丁寧にあなたに付き合ってくれます。 また、色々な経験や知識があり全ての分野を熟知しているので それらを生かしたあなたにピッタリな提案もしてくれます。

しかし、一つだけ注意してください。 地元の小規模な住宅会社は、家づくりの思い入れが強いものです。 あなたと同じぐらい熱い思いです。 お互いの考え方・価値観が違う場合は、上手くいきませんが その逆でお互いが同じ思いであれば、最高の家づくりチームになるでしょうね。

是非、地元の小規模な住宅会社さんともお話してみてください。

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住宅総合ランキング2024/11/21 更新

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