住宅[373]

住宅会社の営業マンと話す際に注意すること

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執筆者:前田 浩貴

先週、完成見学会を開催しました。 その時に来場者様から色々な相談を受けました。 その一部をお伝えします。

多くの方が住宅展示場に「どんな家があるのかな?」って感じで見学に行きます。

全ての家に入る時間は無いので、外から見て気に入ったデザインの家に入る事になります。そこで、営業マンから色々な話(セールストーク)をされます。

震度6が20回来ても倒れません。

北欧の断熱材を使っているので寒くありません。

施工実績がこんなにあります。

と、こんな感じで、構造・工法・材料・ブランドを売り込みされる訳です。

半日で4~5社の話を聞かれたそうですが、家に帰ってきてから夫婦で話したことは・・・

「どこの会社が何を言っていたのか分からないね。」

確かにそうでしょう。どこの住宅メーカーも同じような内容で、初めて家づくりをされるあなたにとっても、どこがよいのか判断するのは難しいでしょう。

そして、ほとんどの会社がプランと見積もりを持ってきます。それも次の日です。(早い会社は、その日の夜に持ってきます) 「無料ですから、プランと見積もりしましょうか?」と営業マンに言われて 強引に売り込まれると、断るのも面倒だから「お願いします」と言ってしまうようです。

4~5社のプランと見積もりが手元にあります。

「これをどの様に判断したらいいのだろうか・・・・。」

「この見積もりからオプションで金額があがるだろうし。」

「私たちの要望って、聞いてくれないのかな?」

さて、あなたでしたら、住宅会社を選ぶのに何を基準にしますか? 私はこの様にお伝えしました。

構造や工法や材料やデザインのご要望は地元の住宅会社でも叶える事は可能です。 ほとんどの住宅会社は、基本性能を満たす家は建てられます。

住宅会社を選ぶ事は、結婚相手を選ぶ事と似ていると言われます。 あなたがご主人(奥さん)を選んだように住宅会社を選べばよいのです。 私は、あなたがご主人(奥さん)を選んだ理由を知っています。 初めてお会いして10分程しか話していませんが知っています。

それは・・・・・

「私を大切にしてくれる。」

からではないでしょうか。住宅会社も同様です。 あなたを大切にしてくれなければ、良い家になる可能性は低くなります。

構造や工法や材料やデザインを売り込むのは、自社を大切にしているように私は感じます。

もし、あなたを大切にしているのなら

「家づくりで何がお困りですか?」

「どんな暮らしがしたいですか?」

「ご家族の明るい未来についてお話をきかせてください。」

この様に、話の中心はあなたになるはずです。

これは、住宅会社のカタログには載っていません。数値化も出来ません。掴みどころのない話になりかも知れません。営業トークにもなりません。

でも、本当の家づくりのプロならあなたを大切にすることは当然の事なのです。

次に営業マンとお話をするときには、少しだけ意識してみてください。

「私たちの事を大切にしてくれているのかなぁ~」

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