住宅[373]

建築士と建築家の違い

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執筆者:前田 浩貴
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あなたは家づくりを誰にお願いしたいですか?

「建築家と建てる家」みたいな感じで、デザイン性を売りにしている会社もあります。

では、建築家ってどんな人だと認識していますか?

実は建築家って資格はありません!

「私は今日から建築家です。」と言ったら、建築家になります。

建築士は、国家資格です。建築家と一緒ではありません。

2級建築士は、都道府県知事が認可していて、1級建築士は、国土交通省が認可しています。

資格が無い建築家でも、都会ではデザインセンスがあればやっていけるようですが、やっぱり資格があれば、それなりに信頼性があります。
 
「ん・・・それなりに??」
 
そうなんです。建築士の資格を持っているからと言って安心出来ません。建築士になるには勉強と実務経験が必要ですが、なった後も更に勉強は必要です。そして、知識だけでは役に立ちません。
 
建築士は、最低限の構造や法律や施工や設備・環境などの知識があり、最低限のプランニングと作図の能力があると認められた資格なのです。
 
どんなにプランニング能力があっても、あなたの要望を深く聴くヒアリングやコミュニケーション能力がなければ、その能力を発揮出来ませんよね。
 
どんなに設計能力があっても、その設計が現場で正しく、良い品質で工事されているのかをチェック出来なければ、その能力も発揮出来ません。

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