次に「価格」のお話です。「この家はいくらですか?」と質問される方は、凄く多いです。価値についての判断基準が無いので、価格で判断するしかないからです。
プランの段階でも質問されます。
ま、いくらになるのかは気になりますから、その気持ちも分かります。しかし、そんなに簡単に見積書は出来ません。(弊社の場合)
本来、見積書は「見て」「積る」ものです。材料を拾い出して、金額を入れて・・・の繰り返しで、各工種の金額が積って、合計金額になっていきます。だから、「いくらですか?」と聞かれても、大体でしかお伝えできません。
あなたには2つの見積書が手元にあるとします。
一つは、「坪単価」で記載されている見積書、そのほとんどが「一式」となっていて、見積書は2枚です。
もう一つは、細かく明細があります。
鉄筋・コンクリート・瓦・外壁・窓・内装材・断熱材・・・・
それぞれの必要な量と単価と施工手間が記載されていて、見積書は30枚です。
あなたは、どちらが価格を判断する材料になると思いますか?
私だったら30枚の見積書です。そして、1枚ずつ、1項目ずつ見積書の説明をしてもらいたいです。
「建築の知識がないから、専門用語も分からないし、説明されても・・・。」
と思われるかも知れませんが、業者には説明をお願いしてください。業者の価格に対する考え方も分かります。大切な事です。
価格以上の価値ある家づくりをする方法の一部です。