住宅[373]

【建築士になりたい!】建築士を目指すみなさんへ

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執筆者:越野 かおる
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「建築の世界は、60歳で一人前。」

と言われるくらい奥が深い世界です。
 
それは、建築学、実務経験はもとより人生の経験までも建築の仕事へフィードバックし、様々な立場の人の気持ちに寄り添った建物を造れるような建築人を「一人前」というのだと私は解釈しています。
 
もちろん若くて優秀な方も多いですが、建築の現場では、「いかに経験を積んだか」で立ち回りが全然違うものになるため、昔から言われている「60歳説」は大袈裟な話ではないのかもしれませんね。
 
ですから、これから建築士を目指すみなさんは、今、取り組んでいるお勉強やお仕事、プライベートでも、全ての経験が建築人として「一人前」になるためのキャリアになると肝に銘じて、日々の生活を大事に、貪欲に生きて欲しいです。

失敗も挫折も素晴らしい経験ですよ。
 
とは言っても、 「建築の勉強は難しそうだし、数学も苦手だから無理かもしれない・・・」 と一歩踏み出す前に諦めていませんか?
 
もちろん、建築は理系的な要素は必要だけれども、理系の建築学科に通うだけが建築士になるための道ではありません。

美術が得意であれば、美術大学の建築の学科を専攻すれば良いですし、様々な専門学校もあります。

例えば、年齢が40歳を過ぎたって建築士になる方法はあるのです!
 
そして、建築業界は、多くの専門分野の人が集結して「ひとつの形」にしていくもの。

構造計算が得意、美術が得意、モノづくりが得意、建築に興味がある、インテリアや家具が好き、それだけでも建築の世界で一人一人の力が発揮できる場所があることを、是非、知っておいて頂きたいですね。

建築は、一人では完成出来ないものですから。

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住宅総合ランキング2024/11/22 更新

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