住宅[373]

「喧嘩しても仲直りできる家」「頭が良くなる間取り」を考える前に

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執筆者:高田 和政
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ですが、「〜の家」や「家相」「風水」は家造りの上では本質的な「しばり」ではないのです。

本質的なしばりとは「敷地の条件」なのです。

建築物は浮遊しているものではなく、簡単に移動できるものでもありません。 どうやってもその建っている場所と付き合っていかなければいけないのです。 その敷地条件から受ける影響を注意深く観察して、その「縛り」を理解し、設計に取り入れなければいけないのです。
何も難しいことはなく、風向き、道路との関係、隣地との関係、土地の高低差、形状、法規制等を整理すれば自然とその敷地に建つ住居のあるべき姿は見えてきます。

そこに施主の想い描く生活像を織り込んで設計は完成します。

家というものは住人の生活スタイルを映し出す鏡のようなものです。鏡に話しかけられるような事はないと思います。

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