住宅[373]

建築家ってどんな人?

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執筆者:井野 勇志
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「家を建てようと思うのですがどうすれば良いですか」

という事だけでももちろん大丈夫です。

我々建築家は、皆様との会話や雑談の中で、趣味やライフスタイル、子育てへの考え方など、色々自然とお聞きさせていただき、それぞれの異なる家庭環境や考え方にあった住宅を考えます。

例えば、
「家族とのコミュニケーションを一番大切にしているので、子供の気配を常に感じられるようにしたい」

ということであれば、その事から、子供室とリビングダイニングの関係を考えたり、あるいは子供室を寝るだけの小さなスペースにして、リビングダイニングを大きめにすることなど空間のイメージを膨らませます。

「ご主人が仕事の関係で夜勤が多く、昼間寝る生活が多い」

ということであれば、昼間熟睡できる部屋のレイアウト、音や光の環境、風の流れも考えて寝室の居心地を考えることもあると思います。

住宅をつくるのに、一番大切な事は、建築家と建築主様とのコミュニケーションです。
初めて会ってお話をする場は、面談と思っていただければと思います。

お互いの考え方、フィーリング、この人であれば、遠慮せず意見交換でき、建物完成後も長いお付き合いできそうなどと思ってもらえれば、その建築家との相性がよく、良い住環境が実現できるパートナーだと思います。

設計段階、工事段階で、おそらく知らないことが多々あり、専門的な言葉も飛び交うかと思いますが、それらについて、気軽に聞いたり、相談できる建築家であれば、皆様にとっても安心ですよね。

いかがでしょうか。
少しでも、建築家という存在が身近に感じていただけたでしょうか。

建築家も一人の人間です。もしかしたら、学校や保育園の行事でよく話をしていた、子供の同級生の親が建築家だったなんてこともあるかもしれませんよ。

あまり気構えずに、気軽に連絡して、相談してみてはいかがでしょうか。

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住宅総合ランキング2024/11/21 更新

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