住宅[373]

老後の家づくりの考え方

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執筆者:高田 和政
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今や日本人の平均寿命で考えると、人生は子育てが終わった後の方がながいのです。たかだか10年〜15年の子育て期間を優先して、最終的には不必要な大きさの家を建てているのではないかということです。

それには最初から小さい家で計画するという方法、もしくは子育て終了後に家を建てるのはいかがでしょうか。そうすれば巨額のローンを抱えずに、お金が貯まった段階で建設を考えることができます。

都心から少し離れたところに、防犯や火災防止の配慮の行き届いた、小さな畑のある、こじんまりとした家。子育ての間くらいは賃貸や中古などの仮住まいで良いと思います。

そのためには現在建てられている家のストックが中古市場に出回わり、必要としている子育て世代にきちんと供給される事と、世の中の中古物件に対するアレルギーがなくなる必要があります。

何も難しいことではありません。実際、国の政策もそちらに向いています。

世代ごとに変わる、家に対するニーズに応えられるようになれば、それはきっと今より豊かな社会なのではないかとおもいます。

 

 

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