教育[725]

おしゃべりな親の子は寡黙になる?

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執筆者:立石 美津子
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先週の“きちんとしすぎる親の子はだらしなくなる?”の続きです。同じような質問を受けることがあります。

「私がお喋りなのにうちの子はどうして口下手なんでしょう?」の相談。
 
ズバリ!お母さんが喋りすぎているからです。

せっかちなお母さん、どうしても“待つこと”が苦手です。子どもの話をじっくりと聞く余裕がありません。子どもがモゴモゴしているとき、向き合うことがなかなか出来ません。そして、どんどん先取りをしてしまいます。

ある光景①
ある子どもがお友達が使っているおもちゃを欲しいと思いました。でも「僕もそれで遊びたい。貸して~」となかなか言えません。その態度、表情からお母さんは子どもの思っていることを直ぐに察します。しびれを切らしたお母さん「ねえ、○○君、うちの▲▲ちゃんがそれで遊びたいみたいだから貸してくれる?」とつい助けてしまいます。
 
こんな時は、子ども自身に「ねえ、僕も遊びたいからそのおもちゃ貸してよ」と言わせましょう。

ある光景②
授業参観しているお母さん。手を挙げているのに気が付かない先生。しびれを切らしたお母さん、ツカツカと出て行き「先生、うちの子も手を挙げているのですが・・・」と言ってしまいます。

「先生、僕もさっきから手を挙げているので当ててください」と自分で言わせましょう。
 
ある光景③
「喉が乾いている様子だ」子どもが何も言っていないのに水を差しだす、又、「ママ水」と言っただけで、サッと水を出す。

「え?どうしたの?ママは水ではありません!水がどうしたの?」と言いましょう。そして「喉か乾いたのでお水ちょうだい」と言うまで待っていましょう。夫には察しがいい気が利く妻でも子どもにはあまりよくありません。

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