教育[725]

食事は躾の時間?

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執筆者:立石 美津子
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食事時間が厳しい躾の時間に化している家庭があります。食事中、お母さんの口から機関銃のように出てくる言葉。

「肘を付かないの!」

「左手はテーブルの上に出しなさい!」

「姿勢を正しくしなさい!」

「足ぶらぶらさせないの!」

「こぼさないの!」

「ぴちゃぴちゃ音を立てないで!」

「しっかり噛んで!」

「手を使ってはダメ!」

「好き嫌いしてはダメよ。大きくなれないよ!」

「残さず食べなさい!全部食べないとデザートはなしよ!」

「お箸をちゃんと持って!」

「お茶碗は左手に持って!お皿は持ち上げてはダメよ!」

はっきり言って「うるさい!」です。
 
1日、3回もある食事時間、お母さんは一切食べずに子どもの方を向いている。しかも刑務所の刑務官のように見張っている親。これでは子どもだって美味しいものも喉を通らなくなってしまいます。
 
もし、自分が食べている時、同じように言われたらどう感じるでしょうか。

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