赤ちゃんが生まれて最初のお食事は、そうです母乳です。母乳は最初はうまく吸ってくれなかったり痛くなってしまったりとトラブルが続きますが、こんなに楽で栄養のあるものは世の中ありません。
そして歯が生えてきたら徐々に離乳食。これも、スプーンで上げるだけなので簡単簡単。 そして幼児食へ変わっていくと、さあこんどは少し大変! どうやって一人で食べさせるようにするの? こんな疑問が出てきます。
1歳前の後期離乳食になってきたら手を使って一人で食べられるように指導していきます。
まずは、柔らかく煮た野菜がお勧め。にんじんやジャガイモ、サツマイモなどをスティック状やサイコロ状にしておきます。固さは子供の歯の状態に合わせて柔らかめ、固めを選びましょう。
最初はママが、同じものを自分の手で持って、手からママの口へ入れてカミカミごっくんする姿を見せます。おいしそうにすることがポイント。そうしたら、今度は子供の手に持たせて口へ誘導します。
始めは口の中に入れない場合もありますので、ぽいぽいって床に落としたり、手でつぶしてしまうこともありますが気にしない気にしない。そのうち、これは食べてもいいものだと分かってきますから。
口の中に入れるようになったら、今度はお皿に乗せてそのまま子供の目の前に置いておきます。すると勝手に手づかみで食べるはずです。そうなるとママが少し楽になりますね。
ご飯の支度が全て終わってなくても子供がおなかすいてそうにしていたら、野菜スティックをのせて出しておけばその間に家事ができますし、一緒に食べていてもママが自分のご飯に手を付けられますね。
・コップやお味噌汁のお椀から飲むには
大体1歳過ぎるとコップでお茶やお水を飲んだり、お味噌汁のお椀を持って汁を飲んだり出来るようになります。意外とあまり指導しなくても見様見真似で出来てしまいますが、最初はコップをママが持って口へ少しづつつけてあげましょう。
中の飲み物は少な目で。そうしないと赤ちゃんが手を出してきたときにこぼれます。コップを持ってあげればごっくんと飲むのなら、今度は赤ちゃんにコップを持たせてママが支えてみましょう。
自分で動かすようになったらもう飲めるようになるのは時間の問題。 お味噌汁も同じ要領で行いますが、中の具はスプーンでママが食べさせてあげて、残ったお汁で練習しましょう。
お味噌汁の汁も少な目にしないと赤ちゃんが顔にぴしゃっとかけてしまうかもしれませんので注意して下さい。数回ママ達がサポートしてあげれば、赤ちゃんは普段、ママ達の食べる様子を観ているので意外とすんなり自分で飲めてしまうものなのです。
・スプーンで食べるには
スプーンは早く持たせたからと言ってすぐは使えません。 タイミングは子供がスプーンを食事中に持ちたがったら始めましょう。
始めは持たせるだけで良いのです。たぶん、かちかち食器にあてはじめますので、食器は割れないものを使うと良いでしょう。 持ったスプーンを貸してといっても気に入っているのでなかなか離しませんし、無理やり取るとかなりぐずるので、スプーンは2本用意して一つは子供に持たせて、もう一つはママが食べ物をあげる用に使って下さい。
そして子供に持たせたスプーンの持ちかたは最初はグーで上から握ってしまってOKです。だんだんご飯を拾おうとしてきますので、そうしたら食べやすい器に少量よそって手をサポートしながらスプーンですくって口へ持っていきます。嫌がらなければママがしばらくサポートして下さい。
自分でやりたいという自我も1歳過ぎるとかなりでますから、その時はこぼしても一人でやらせてみてください。出来ないと分かると素直にママからご飯をもらおうとします、そしてまた一人でやりたがる繰り返しでいつの間にか体でどうしたらこぼれないか学んで覚えていきますのでご安心を。
そのうちに、持つ手を鉛筆を持つような正しいつかみ方へと誘導してあげてください。
子供の食事はとにかく散らかります。 散らかるからママが全てやってしまいがち。これではいつまでも一人で食べられるようになりません。
解決法は、
・テーブルの下にビニールシートを引く
必ず床にこぼれますから特に絨毯や畳の家庭では必須です。
・子供のエプロンを受け皿タイプにする
エプロンをつけていてもこぼれたお汁やご飯をキャッチしないと散らかりますし、服やズボンやスカートが汚れます。受け皿のようにエプロンの一部が袋状になっているものを使いましょう。
・ハンディクリーナーを活用する
水分の多い食べ物も対応しているハンディクリーナーでちゃっちゃっとお掃除すればママのストレスも半減。
1歳半から2歳前までには、こぼしはしますが一人で食べられるようになりますよ!