すると子どもは常に不安な状態にさらされてしまいます。
更に「あなたは不注意なダメな子」と否定的なメッセージを送り続けると「自分はダメな子、価値のない子」と思うようになり、その思考癖が子どもを一生支配します。恐ろしいことは幼児期だけにとどまらず生涯に渡り支配するということ。
前の成績よりも上がり90点をとれました。喜び勇んで答案用紙を持ち帰った子ども。しかし、親は喜んで一緒にお祝いし喜んでやるどころか「何故、100点をとれなかったんだ。まだまだ努力が足りない」と言います。「子どものためを思って」と励ましているつもりになっている勘違いな親。
“何をやってもケチをつけられ認められない、サンドバック状態”を通して自信がなくなり、親の価値観がいつしか自分の価値観になってしまいます・・・
子育てで大事なことは自立でも躾でもありません。
まず、安心な場所を作る。子どもが転んで大事な服を汚しても、クラスで最下位の成績をとっても、あるがままを受け入れること。そして、生きていく上での原動力になる安心感を与えることであることを忘れないようにしましょう。