教育[725]

子どもの躾につながるシンプルな声掛け

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執筆者:立石 美津子
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●子どもがテーブルに乗った時「危ないから下りなさい」と叱る

●子育ての方針は「人に迷惑をかけない子」

●公園でおもちゃの取り合いをした時、親がしゃしゃり出る。

●牛乳をこぼした時「ごめんねは」と謝らせる
 
よくよく考えると全部ちょっとおかしいです。

普段、ジャングルジムや滑り台をしている子どもにとってテーブルの上に足を上げることは危ないことでもなんでもありません。
 
そんな時「危ないから下りなさい」と言われます。子どもは「ちっとも危険じゃあないのに」と思っているかもしれません。

子どもの躾をする時、いちいち理由をつけることはありません。会津藩の子弟教育のように「ならぬものはならぬ」のです。テーブルは公園の遊具ではないから上に乗って飛び降りるものではありません。だからシンプルに「下りなさい!」と命じればよいのです。
 
「人に迷惑をかけない」のも同様です。

人は他人に迷惑をかけたり頼ったり、又、助けてやったりして成長していくもの。「人に迷惑をかけない」ことをポリシーにすること自体、現実には合わない子育てです。

又、他人に迷惑をかけないことを最優先に行動させると、自分の感情、意思を押し殺す悪い癖がついてしまいます。

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