教育[725]

子どもへのイライラの原因は?原因となる6つのタイプと解決法

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執筆者:門衛 教育運営チーム

今のお母さんたちの最大の問題は、子どもに対して必要以上に厳しく接してしまったり、感情的になってきつく言ってしまうことです。

その背景には、さまざまな「見えにくい要因」があります。詳しくはあとで説明しますが、多くのお母さんたちは自分自身、その理由に気づいていません。

ただ、わけもなくイライラしたり不安に襲われたりして、その結果、子どもに厳しく接してしまうのです。でも、そのことについて無自覚なので、自分でも知らないうちに、あるいは愛する子どものためによかれと思ってやっているのに、子どもを深く傷つけてしまうのです。

この「無自覚」に迫ることが解決の糸口になります。

「わからない」が子どもを傷つける

特に3~5歳の時期の子どもにとっては、お母さんはとても大切な存在で、気に入られたい、見捨てられたくないと強く思っています。

そんな大好きなお母さんに叱られる、否定されることほどつらいことはありません。なぜお母さんに叱られるのか知りたいけれど、お母さん自身がその理由がわからないのですから、子どもはもっとわかりません。それで、ますます傷ついてしまいます。

ついガミガミ言ってしまうお母さんも、それが良いことだとは思っていないでしょう。できることなら、やさしくて、いつもニコニコ、素敵なお母さんでいたい。その願いを叶えるためにも、一度、不安やイライラの理由をさぐってみませんか?

イライラの6つのタイプ

タイプ1
子どもの欠点ばかり目について、否定的な言葉をかけてしまうAさん 自身が母親に「あなたはダメな子ね」と言われ続けたり、厳しくしつけられた人に多く見られます。それによって子どもの心は傷つくものだと自分が一番わかっているのに、やってしまうという、「負の連鎖」に陥っています。

タイプ2
「うるさい、あっちに行って!」と子どもを遠ざけてしまうBさん 良き母、良き妻であろうとして頑張りすぎています。夫の帰りを夜遅くまで待ち、朝は早くに子どもに起こされる毎日で、慢性的な睡眠不足。子どもにかまってやりたくても、疲れていてできない、というお母さんも少なくありません。

タイプ3
「ガマンしなさい!」「しょうがないでしょ!」と怒鳴りつけるCさん 増税などで家計が圧迫されているのに、子どもの教育費はかさむばかり。たまには家族で旅行をしたり外食もしたいし、自分だって洋服を買いたいのに、と経済的な不満、不安が爆発、子どもに当たってしまうようです。

タイプ4
「この子さえいなければ」という思いで頭の中がいっぱいのDさん 子育てに追われる日々で「私だけ社会から取り残されている」と不安を抱えています。また、バリバリ仕事をしたり夢を実現している同世代の女性と自分を比べ、「子どもに夢を奪われた」という思いも抱えています。

タイプ5
夫への不満や怒りを子どもにぶつけてしまうEさん 唯一、社会との接点である旦那さんが、子育ての苦労を認めてくれず、協力もしてくれない。そうするとよけいに社会から否定されているような気がして自信を失ってしまいます。そんなイライラを、旦那さんに似ている子どもにぶつけているようです。

タイプ6
人前に出ると、いつも以上に厳しく叱ってしまうFさん お母さん自身だけでなく、今は世の中全体が短期で怒りっぽく、特に幼い子どもに対して「うるさい!」と厳しい目を向けがちです。そんな中、「周りの人に叱られないようにしなくては」と思うあまり、人前で強く叱責してしまうのでしょう。

今すぐ始められるあなたと子どもを傷つけない3つの方法

・場所を変える
心が落ち着くまでトイレに1~2分こもるなど、物理的に距離をおいて子どもから離れてみましょう。

・声を出す
カラオケボックスや車の中で1人、シャウト系の歌を大きな声で、思いっきり歌うのがオススメです。

・紙に書き出す
心の中のモヤモヤ、イライラを文字にして書くことで、その原因が浮かび上がってきます。

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教育総合ランキング2024/11/23 更新

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