親世代の学校時代と現代の学校とは、色々と様変わりしていることがあります。
昔は登校中から学校の中でも名札を付けることが当然の時代でしたよね。 名札をつけることで、先生達は子供の名前を覚えますし、同級生や同窓生の名前もそれから覚えることができましたよね。
それに名札だけでなく、持ち物に名前をつけることが当たり前でしたから、何でも名前を書いていたのを覚えています。 そういう習慣が当たり前でしたが、いつからかそれが「防犯上良くない」ということに変わってきているのです。
今では「名札は付けさせない」という学校もあるほど。 子供達の学校での風景も変わってきているようです。
保護者の方の子供時代はどうでしたでしょうか? 学校によって名札のタイプや記入項目は違いますよね。
まずメインとなるものは、子供の名前。 そして学校名や学年が記入されている学校が大多数でしたね。
また、裏側を見ると住所や電話番号、親の名前、血液型など記入する場合もあるほど、詳細な個人情報が書かれていますよね。
そんな名札ですが、近頃つけない学校も増えてきました。 名札をつけないことの理由の一番にあげられるのが、子供達が犯罪に巻き込まれるのを阻止しようとする目的でしょう。 名札により名前が見えることによって危険な犯罪に巻き込まれては大変だという考えが大きいようです。
そんな現代だからこそ、登校時に裏返して利用できる名札も登場しているようで、学校によっては登校時に裏返し、学校内では普通に名札として名前を出しているというケースもあるようです。 それなら、普段は個人情報が隠れているわけですから、安心ですよね。
また、持ち物に名前を書くと個人情報が漏れると考えている人も多いですが、いざという時の貴重な情報源ともなるものなんです。
子供が道端でケガをして泣いていたとします。 特に小さい子の場合、痛みで泣きじゃくっていたら名前も言えない子供が多いでしょう。 そんな時に名前がどこかに書いていたら「この子は〇〇小学校の○年生の○ちゃん」という具合に、現場に立ち会った人は、すぐに学校に連絡を取ることが可能です。
もしもの時に効果があると、見えるところに名前をたくさん記名しておくと、防犯的にも気になりますから避けたいところですよね。
我が家の息子が小学生の時の話です。 まだまだ名札はどこの学校でも当たり前の時代でした。 表面には学校名と学年と名前をしっかりと記入していました。 学校ではそういった決まりでしたし、特に疑問もなく名札を付けていたものです。
さらに我が家では、子供が何かに巻き込まれた状況を考えて、ランドセルの内側にしっかりと名前と連絡先を書いていたものです。 また、帽子の内側にも・・・。
そして、ランドセルの内側のポケットには家族の携帯電話番号を書いたメモを入れておきました。
幸い、事故に遭ったり事件に遭遇したりはありませんでしたが、こういったように隠しておく事も万が一の際に効果的かと思います。