1人目の子どもを産んでしばらくたつと、2人目の子どもも欲しいなぁと思ってしまいますね。
子どもは授かりものなので、欲しいと思ってすぐにできるとも限りませんが、子育てをしていく上では計画性も大切です。 将来のことも考えると、兄弟はやはり作ってあげたいと思うママが多いようです。
子どもを育てるためにはお金もかかりますし、労力も倍になりますから、夫婦でよく話合いたいことかもしれませんね。 子育ての苦労を考えると何歳の差をつけて2人目を産んだらいいのかな?と、考えるママも多いと思います。
しかし2人目となると、1人目と同じようにはいきません。 すでに子どもが1人いますので、妊娠期間の過ごし方も出産時の過ごし方も変わってきます。
そしてなにより違うのが、2人を同時に育てていかなくてはいけないということです。 当たり前ですが、1人目の子育てをしながら2人目をゼロから育てていかなくてはいけませんね。 1人目の子育てが終わっていれば、同じように2人目も育てることができますがそうはいきません。
では2人目の子どもを産んだあとの子育てとは何に注意すればいいのでしょうか?
2人の子育てをする上で特に気を付けたいのが、上の子どもへの接し方です。
1番最初に誕生した子どもは、両親を今まで独り占めにしてきました。 待望の第一子ということで、愛情をたっぷりと受けてきたはずです。 子どもにとっては生まれてからずっとその状況なので、それが「当たり前」になっています。
そこで2人目が生まれると、どうしても愛情を取られた気分になってしまいます。 親は2人を同時にかわいがっているつもりでも、さみしさを感じているかもしれません。
下の子に対して、ママを取られてライバル視をしてしまうかもしれませんね。 競うようにおっぱいを欲しがることもあるようです。 お兄ちゃん、お姉ちゃんとはいえ、まだまだ子どもです。
親の愛情を確認したいと強く思っていることでしょうから、親はそのサインを見逃さないようにしたいですね。 家族が増えたと言う環境の変化で、赤ちゃん返りしてしまう子どもも多いのです。
今までできるようになったこともできない、と言ってみたりしてママを困らせ、気を引こうとします。 ワガママを言ってかまってもらいたいのでしょう。
妹や弟が産まれて、周りの大人も2人目ばっかりチヤホヤしていませんか? 仲良く育ってほしい2人なのに、上の子が嫉妬してしまっては残念ですよね。 理想は、一緒に赤ちゃんをかわいがって、ママのお手伝いをしながらコミュニケーションをとってくれることではないでしょうか。
お兄ちゃん、お姉ちゃんの気持ちを満たしてあげるためには、「ママは赤ちゃんが産まれてもあなたが大好きだよ」ということを伝えてあげること。 ちょっとしたことですが、2人の名前を呼ぶときは上の子を先に名前で呼んであげましょう。
赤ちゃんが寝て時間のあるときに、抱きしめてあげたり、絵本を呼んであげたりして今までのようにコミュニケーションをとりましょう。
ママやパパからの愛情が今までと変わらないことがわかれば、安心してくれます。 そしてだんだんと自分から、赤ちゃんの面倒をみてくれるようになるかもしれません。 お手伝いをしてくれたらありがとうのをきちんと伝えて、子どもの気持ちを満たしてあげましょう。 ママの役に立てたという達成感は嬉しいものです。
2人の子どもを育てていると、つい「お兄ちゃん(お姉ちゃん)なんだから我慢しなさい」と言ってしまいそうになることもあるかもしれません。 しかしこの言い方では子どもを我慢させるだけで、あまりいい気分にもなりません。
ポジティブな言い方をして、お互いに気持ちよく過ごしたいと思いませんか? 「さすが、お兄ちゃん(お姉ちゃん)だね~」という表現にかえてみてください。 ワガママを言われるよりも、ご機嫌でお手伝いをしてくれた方がママの疲れも半減ですよね。 上手に空気作りができるといいですね。
赤ちゃん返りは、環境の変化にきちんと反応している証拠とも言えます。 今までとは明らかに違うので、この反応が出ても当然なのかもしれません。 叱ってしまうと、より不安になってしまうかもしれませんので、安心させてあげることを心掛けてくださいね。
赤ちゃん返りのあとはきっと大きく成長してくれるはずです。 妹・弟を一生懸命かわいがってくれて、きっといいお兄ちゃん・お姉ちゃんになってくれますよ。 子どもの成長はひとつひとつの変化が目まぐるしくてママは大変ですが、2人ともたっぷり愛情を注いであげて仲の良い家族を作っていってくださいね。