初めての出産をすると、たくさんの親族が喜んでくれます。 自分の父、母、兄弟、姉妹はもちろん、旦那さん側の家族も同じように喜んでくれることでしょう。 赤ちゃんが生まれたてということは、ママの初めてのことだらけ。 戸惑うことも多く、最近では里帰り出産をして実母に子育てを手伝ってもらうママさんも多いみたいですね。 自分の実家に帰り母親に助けてもらうので、さぞかし快適な暮らしだっただろうと周りから言われることも多いです。
確かに自分が育った実家なので、快適です。 しかし自分の母親だからこそ、言われると腹の立つこともあり、イライラしてしまうこともあります。 出産後は母体に疲れも溜まっていますし、自分の母でさえ口を出してくることがイライラしてしまうのかもしれませんね。 しかし自分の母ですから、少しくらいのケンカは今更どうってことはありません。 ハッキリ言い合って、ぶつかって理解していけばいいのです。 困ってしまうのは、姑の方ですよね。 姑にとっても実母と同じように孫であることは変わりないですから、かわいがりたいはずですし、子育てに口を出してくるかもしれません。
姑との人間関係を築くのはむずかしいですよね。 以前は仲がよかったのに、子どもが生まれてから仲が悪くなってしまったという話も珍しくありません。 こちらは完全母乳で育てたいと思っているのに、何度も預かりたいと申し出てきたり。 早くから塾に行かせた方がいいと意見してきたり、将来の進学校を決めてきてしまったり。 こちらも母親ですからもちろん教育方針はあるはずです。 しかし自分の母でもなく、付き合いが長いわけでもない姑と話合って説得するのは至難の業です。 説得して、納得させようと思わずに、上手く聞き流してお付き合いしていきましょう。
姑は孫が生まれたら、子育てに口を出してくるものだと思いましょう。 これは、かわいさの表れです。 かわいがっているからこそ、気になっているのだという姑の気持ちも考えてあげましょう。 いじわるでやっているわけではありませんからね。 しかしお嫁さんよりも、自分は1回子育てをした経験があるという気持ちから、お嫁さんには口を出したくなってしまうのです。
子育てを成功していても、自信があるから口を出してくるでしょうし、子育てをやり直したいと思っていても口を出してくるでしょう。 どちらにしても、お嫁さんよりは経験があると思っています。 この姑のプライドを傷つけないようにしなくてはいけません。 しかし自分の子育てプランがあるのであれば、そのプラン通りに育てるべきですね。 姑に遠慮する必要はありません。 自分の方針があればそれを姑に伝えるべきですが、自分の意見ではなく第3者の意見として伝えましょう。
「病院で聞いたことなんですけど・・・」とか「助産師さんが言ってたんですけど・・・」という言い方です。 友人から聞いただと、姑の意見は変わらないかもしれないので、専門の方の意見だということを伝えましょう。 「いまは昔と違って、○○らしいんですよ」という言い方も効果的です。 自分の知識が古いものだとわかれば、口を出しにくくなります。 しかし姑ばかり古い人間扱いすると気分を悪くするかもしれませんので、「うちの母にも同じように言われたんですけど」と、自分の母にも同じことを言われたということにしてはどうでしょう? 姑の意見は聞きたいけど、という気持ちを出せば傷つけることなく済みますよね。
また子どもにイトコができると別の悩みが出てくる場合があります。 イトコ同士で、おばあちゃんからの扱いに差が出てしまうという悩みです。 子どもが幼いうちは、なんとなくごまかせるかもしれませんが、子どもが気づく年齢になったらかわいそうですね。 お年玉やプレゼントに、あからさまな差をつけられるのもなかなか厳しいものです。 しかし、お年玉やプレゼントにお金をかけてもらっている孫ほど可愛がられていると考えられます。 可愛い孫の教育方針には口も出してくると言えます。 お金と口は同時に出すということでしょうか。 おばあちゃんがアッサリした対応の方が、母としては子育てはしやすいのかもしれませんね。
考え方の合わない姑だと思っても、旦那様にとっては唯一のお母さんです。 家族の悪口は絶対に言ってはいけませんよ。 子育てで姑との意見が違っても、うまくやっていく方法はきっとみつかります。 上手に気持ちを伝えて、気持ちよくお付き合いを続けていきましょうね。