教育[725]

子どもが不登校になってしまったら親として考えてあげたいこと

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執筆者:門衛 教育運営チーム

子どもが成長していくと、学校生活についても親が口を出す範囲ではなくなってきます。 子どもが自分で自分の生活を管理できているのはとても喜ばしいことですが、知らないうちに不登校になってしまっては心配ですね。

交友関係も学校での生活も把握していなければ、何が原因で学校に行きたくないのかがわかりません。

学校に行きたくないと言われてしまうと、いじめられているのかな?と心配してしまうかもしれませんが、不登校の理由はいじめだけではありません。 学校に行きたくない理由によって必要な対応が変わってきますので、注意深く子どもの話を聞くようにしましょう。

学校に行きたくない理由としては、いじめももちろんありますが、いじめられてはいないけど友達がいないという場合もあります。 担任の先生が嫌いという場合もありますし、勉強についていけなくて授業中に惨めな思いをしているのかもしれません。

また家庭環境の急激な変化で子どもの精神状態が不安定になっているかもしれませんし、単純に朝起きられないという子どももいます。 多くの場合の原因となることですが、これを見ると子ども自身は悪くないということがわかりますね。

多くの場合、周りの環境が原因になっているようです。 この環境に対応できる力が子どもにあればいいのですが、その社会生活をまだまだ学んでいる段階です。 大人になってから困らないために、自分で乗り越える力をつけてあげたいですね!

いろいろな原因がある中で、家庭環境の変化や朝起きられないのは自宅での生活が原因です。

家庭環境の変化の中でも子どもがストレスに感じてしまいやすいのが両親の不仲です。 どんなにダメな父親であろうと、どんなにだらしない母親であろうと、その子どもにとってお父さんお母さんは一人しかいないということを忘れないでください。

子どもの前では、「子どもにとってのお父さん・お母さん」を尊重してあげましょう。 両親も人間なので完璧ではありませんが、子どもからみたらそこまで考慮できません。 突然完璧にやる必要はないので、子どものことを少し気遣うことから始めてみてくださいね。

朝起きられないのも、家庭での生活から見直してみてはどうでしょう? 自律神経失調症かもしれませんが、まずは規則正しい生活から始めてみると効果が出てくるかもしれません。

いじめや担任の先生が嫌いだったりと、外の環境によって学校に行きたくないと思ってしまっている場合もあります。 毎日学校に通うのが望ましいことですが、別に学校にいかなくても未来はあります。

どうしても!絶対に!学校にいかなくてはいけない!という、大人の価値観を押さえつけてはいけません。 塾に通い勉強をして、外部の学校を受験するという選択肢もありますし、高校生なら退学も可能です。

まだまだうちはそこまで大袈裟なことではない、と思うかもしれませんが、どこかで「学校に行かせる」ということが最終目標になってしまっていませんか?

子どもの話を聞こうにも、先入観があっては否定したくなることもあるかもしれませんので、心を広く、視野を広く持って向き合うためには、それくらい覚悟しておく必要があるということです。

不登校になってしまう子どもの学校が楽しくない理由として、自分が認められていないという孤独感があるのではないでしょうか。 別に勉強が苦手でもいいですし、運動が苦手でもいいです。 静かな性格でもいいし、恥ずかしがりやでもいいのです。 その子どものいいところはどんなところがあるでしょうか?

絵が得意かもしれませんし、何かを想像することが得意かもしれませんね。 小さい子の面倒を見ることが得意かもしれませんし、お料理が大好きかもしれません。

子どもの生活ではどうしても学校生活がメインになってしまいますので、学校で成績のつくものばかりに意識がいきがちです。 そのため学校生活で得意分野が発揮できない子どもには、活躍できる場を与えてあげてくださいね。

お稽古や、特殊なコミュニティーへの参加でもいいですが、学校以外で楽しみをみつけられると生活にハリが出てくるでしょう。 趣味の合う人と新しい人間関係も始まるかもしれません。 子ども自身が他人から認められる場所を持つということが、本人の自身にもつながります。

些細なことでも自分の存在意義をみつけられると、性格も明るくなってくるかもしれませんね。

学校が不登校だからといって、原因解決を学校ばかりに求める必要はありません。 子どもの大好きなことを把握して、得意なことを伸ばしてあげてくださいね!

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教育総合ランキング2024/11/23 更新

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