子どもが高校生になると、男の子でも女の子でも親とは違う意見を主張してくることも珍しくありません。
最近は反抗期のない子どもが問題にもなっているくらいなので、親とは違う意見を主張してくるのは逆に喜ばしい事かもしれませんね。
とは言ってもそんな風に寛大にしていられるのも、よその家の話なら・・・。 いざ我が子が高校生でアルバイトをしたいと言ってきたら、あなたは賛成ですか?反対ですか?
世間一般的な親御さんの意見としては、反対派が多いようです。 子どもを大学まで進学させたいと考えている家庭では、なおさらです。
周りのお友達が「みんなバイトしている」状況ならば、お子さんもアルバイトに憧れてしまうかもしれませんね。 よく一緒に遊ぶ友達がアルバイトを始めると、お金の使い方が違ってくるので焦ってアルバイトをしたいと言ってくるかもしれません。
友達との付き合いで惨めな思いをしていると思ったらかわいそうですが、大学に将来進学したいと思っているのであれば毎日の過ごし方をきちんと考えた方がよいかもしれません。
そのお友達は、大学に進学する意志があるのでしょうか? そんな簡単な理由で仲が悪くなるような間柄ならば、それでいいのではないでしょうか? アルバイトをしていたら、絶対大学進学できないというわけではありません。
もちろんアルバイトを楽しんで、無事に大学に進学する子どももたくさんいますので、うまく時間を使うことがポイントになってきそうですね。
基本的に高校生がアルバイトをすることは、いままで経験したことのない社会勉強になるはずです。 多くの高校生の目的が遊ぶためのお金を稼ぐこととはいえ、本気で働いている大人の中で仕事をする必要があるので、テキトーな仕事ですむわけがありません。
実際に就職して社会に出てから、アルバイト未経験だと仕事の要領をつかむのが遅いです。 アルバイトをすることで、お金を稼ぐことを学ぶのはもちろん、視野を広く持ち、責任感を持つことができるので人間として成長させるにはいい方法ですね。
実際にアルバイトをしている高校生でも遊んでばかりいるわけではありません。
自分の夢のためにお金を稼いで、お稽古のお月謝にあてている高校生もいます。 自分の意志で大学進学したくて、そのために学費を貯めている高校生もいます。 自分で何か目標や夢があって、アルバイトをしている高校生は忙しくても時間を無駄にしません。 アルバイトもして、自分のための勉強もし、そして多くの高校生が進学していきます。
そのためアルバイトもダラダラとやらせるのではなく、メリハリをつけて取り組ませてみてはいかがでしょうか?
多くのお母さんがアルバイト自体に否定的なのではなく、学業との両立で心配しているだけですよね。 そこで子どもがアルバイトをしたいと言ってきたら、条件を出すのです。 「一人の大人としてアルバイトを認める」という条件で自己管理をさせてみましょう。
実際に高校生はまだまだ親の監督下にあるべきなのですが、本人達は自分が大人になった気でいるのでそこをうまく利用するのです。 条件はなんでもいいです。 成績○番以上をキープする、アルバイト代○円を家に入れる、でもいいです。
もしその約束が守れなかったら、即刻アルバイトは辞めるという条件で初めてみましょう。 アルバイト自体は悪いことではないはずです。 外での成長を見守ってあげてくださいね!
大学進学をさせたいと考えているのであれば、思い切って高校1年生のうちからアルバイトをさせてもいいかもしれませんね。
ずっとアルバイトをしてみたかった、という気持ちのまま高校3年生になってしまい、遅くにアルバイトにハマってしまったら受験勉強どころではありません。 高校1年生のうちにアルバイトを条件付きで経験させておいて、大学受験前は勉強に専念させるという方法もやるべき事へのメリハリがつきますよね。
大学生になってしまえば、アルバイトは是非するべきです。 就職して、社会での経験が浅いと子ども本人が苦労をすることになってしまいます。
高校生での早い段階でのアルバイトは、比較的失敗をしても許してくれる環境であるとも言えます。
高校生をアルバイトで募集するということは、最初から指導してくれるつもりがあるからです。 高校生で経験者はあまりいませんから、見方によっては高校生歓迎のアルバイト先はそれだけで寛大です。 その内容は仕事内容を教えるということだけではありません。
仕事へ対する姿勢、先輩との接し方、遅刻の迷惑さなどなど、学校では学べないことも指導してくれるのです。 早いうちに失敗をたくさんして社会への対応力がつくといいですね!