教育[725]

子どもにお小遣いは必要か

3,241VIEWS

執筆者:門衛 教育運営チーム

お子さんにお金を渡すのは、少し心配・・・と思うお母さんも多いでしょう。 お子さんにいくらのお小遣いを渡しているのか、という話は仲のいい家族同士でも少ししにくい話かもしれませんね。

子どもが言う「みんなこれくらいもらっている!」は、あてにはなりませんし。 子どもにはどのようにお小遣いをあげたらいいのでしょうか?

そもそもお小遣いをあげること自体についてですが、お小遣いをあげる事は大切です。 子どもにきちんとした金銭感覚を身につけてあげるのは親の役目です! 決まったお小遣いをあげることで、自分で計画的にお金を使うことを覚えます。 欲しいものが全て手に入らないから我慢をする、というのも必要なことです。

来月はアレを我慢してコレを買おう!とか、しばらくお小遣いをためてアレを買いたい!と自分で計画するのは大切なことです。 なんでもかんでも苦労もせずに手に入る、他人に買ってもらえるのが当たり前となってしまうと大人になってから苦労しますよ。

金銭感覚が身についていないと、困るのは子ども本人です。 そのためお小遣いを1度決めたら、途中で頼まれても追加はしないでください。 お小遣いが足りなくなった時こそ、子どもにとって勉強のチャンスです。 悔しい事でも惨めな事でも、多くの経験が子どもの成長の糧になります。

では肝心のお小遣いの金額ですが、金額を決める前にどこまでお小遣いでやらせるかを決めてください。 子ども達にも付き合いはあります。 小学生低学年だと、遊びに行く場所もせいぜい友達の家か公園くらいでしょう。 お小遣いで買うのはマンガくらいでしょうか、そんなにたくさん渡す必要はありませんね。 しかし高学年になってくるとバスや電車に乗って出かけたり、外で外食することもあるかもしれません。

例えば、交通費は別で出してあげるのか。 外食は出してあげるのか。 そのボーダーラインによってもお小遣いの金額は変わってきます。 お小遣い金額決めのポイントは、やりくりできるギリギリの値段を設定してあげることです。 ギリギリ足りなくてもいいくらいです。 ちょっと我慢しながらちゃんと遊べるくらいの金額設定が理想ですね。

ボーダーラインもきちんと納得の上で金額を決めたら、追加はなし! お小遣いの金額設定も1年ごとくらいにしましょう。 厳しくても、子どものためになると信じて心を鬼にしましょう。 親が教えてあげないと、お金の使い方は誰も教えてくれませんからね。

実際、大人になってみて毎月のお給料日はとても楽しみな1日のはずです。 買いたい物をすべて買ったらキリがないし、給料日前はギリギリでやりくりしなくてはいけないという状況もあり得ます。 全ては社会で生きてけるようにするための訓練になります。

欲しい物が我慢できなくて、カードで買いまくる生活で子どもが将来生きていけるでしょうか?

計画的にお金を使う事ができなくて、給料日前にお子さんがお金のない生活をしていると考えたらどんな気持ちですか? 年齢を重ねるごとに買い物の規模は大きくなっていきます。 子どもの頃の小さな金額からお金の使い方を練習させていくことが大切ですね!

関連記事

教育総合ランキング2024/11/23 更新

門衛PC版へ 
ページのトップへ戻る