子どもを褒めて伸ばす・・・。 こういった言葉を聞いたことのある人は多いのではないでしょうか?
子育てにおいて「褒める」という事は、とても重要な役割を果たしています。でも、褒めるっていったいどうしたらいいの? どんな感じで褒めたら効果的なの?そう思うお母さんも多いでしょう。
そんなお母さん達の疑問についてまとめてみました。
●褒めることはやる気をアップさせる
大人になっても人から褒められると嬉しいものです。 仕事などで成功した時、上司に「よくやったな」と言われたりすると、 仕事へのモチベーションも自然にアップします。つまり「ヤル気」が出るのです。
子どもも実は一緒です。 親から褒められた時には「ヤル気」がアップします。
●脳に良い影響を及ぼす
人間は喜びを感じた時には、脳の「海馬」という部分に影響を及ぼすそうです。 この海馬という部分は、感情とか記憶という重要な部分に直接関係する部分なのです。
そして「親から褒められた」→「嬉しい」→「次も頑張るぞ」と 感じるのです。同時に海馬が活性化しますから、記憶が豊かになります。 記憶力のアップにも一役かっているのですね。
●テストの点数が悪い時もまずは頑張りを褒める
子どもがテストの点数が悪かった・・・。 その時、どう対応しているでしょうか?
「どうしてこんなに悪いの?」 「どうせ勉強しなかったんでしょ?」 「遊んでばかりいるから点数が悪いんじゃないの?」
こういった小言をつい言ってしまいがち。しかし、これでは子どものヤル気をダウンさせてしまうだけのセリフ。
「頑張っていたよね、でも残念だったね」 「この難しい問題は合っていたんだね、スゴイね!」 「惜しかったね。今度はいい点とれるといいね」
そんな感じで、子どもを否定しないことで、子供の脳へ直接的に響きます。 子どもの頑張りをまずは褒めましょう。 「親は自分を見ていてくれるんだ」という事が実感できると、 予想以上に海馬が活性化するでしょう。
●褒めるだけでなく、叱ることも大事
確かに「褒めて子供を伸ばす」ということは、とても大事です。しかし、やたらと褒めたり、無理して褒めようとするのも考えものです。 やはり「これはダメ」という一線を超えたら、叱る事も必要です。ただ、子どもを叱る時の注意点として気を付けてほしいことがあるのです。
「感情的にならない」
つい感情的にヒステリックに怒ってしまうお母さんが多いかもしれません。 しかし、この感情的になっている時は、怒られているお子さんも感情的になります。 つまり「冷静ではない」ことです。こういった状態で怒られても、内容は頭に入ってきませんし、 どうしてダメなのか?という事が、伝わらないのです。
子供に対して心配な注意点があるならば、 まずは冷静に子供と向き合って、諭すように話してみましょう。
●褒める時は、笑顔で優しく
子どもは、お母さんの笑顔が大好きです。 褒めた方がいいと思って、子どもの目も見ないで「よく頑張ったわね」などと 心のこもっていない褒め方では、子供の成長には全く効果を及ぼしません。褒める時は、必ずお子さんと向かい合って目を見て褒めるようにしましょう。
そして笑顔で褒めるのがベストです。お子さんの頭の中には「褒められる」=「お母さんの笑顔が見れる」という 図式が自然に成り立ちます。そうすることで「お母さんの笑顔が見られるなら、また頑張ろう」 そういった気持ちに繋がるのです。