教育[725]

子どもの好き嫌いをなくすために挑戦してみたい3つの作戦

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執筆者:門衛 教育運営チーム

お子さんの食べ物の好き嫌いに悩んでいるお母さんは多いですね。 野菜嫌いになってしまうと、栄養素の偏りも心配です。

食べ物は身体を作っていく大切な要素です。 野菜も、お肉やお魚と同じようにバランスよく食べてもらえるようにするにはどうしたらいいのでしょうか?

野菜嫌いを克服させるために、みじん切りや細かく切ってお料理に入れる方法がありますが、これはあまりオススメの方法とは言えません。 気付かずに食べてくれればいいですが、だいたい気付きますよね。

コッソリ嫌いな野菜を入れられた!と気付いた子どもは、なんとなく不信感を持つようになってしまいます。 せっかくのお母さんの手料理に不信感を持たれてしまっては悲しいですよね。 お母さんにとってもお子さんにとっても、あまりいい結果にはならないのでやめましょう。

「大嫌い」になる前に試してもらいたい方法が、お腹ペコペコ作戦です。

お腹が空いていれば、なにを食べても美味しいですよね! 外で思いっきり遊んで帰ってきて、お腹ペコペコの時に1つしか食べる物がなければ、きっと食べてくれます! お野菜をケーキなどのお菓子にして用意しておくと、より食べやすいかもしれませんね。

ただし、この方法は「大嫌い」だと効かない可能性がありますので要注意です。 しかし、実際にこの方法で好き嫌いを克服した子どももいますので、試してみてはいかがでしょうか?

他に、嫌いな野菜を食べてもらう工夫として、キャラ弁ならぬ「キャラ料理」はどうでしょう。 正直、手間かかります!(あくまでおいしい食事を作るという観点を忘れずに!ディテールに拘りすぎるのも問題です。)

でも、大好きなキャラクターに見立てたお料理が出てきたら、食べたい!と思うのではないでしょうか。 子ども自らが食べたい!という気持ちを持つのはとても大切なことです。 そのため、子ども自身に食べたい!と思わせるのはお母さんの大切なお仕事と言えます。

食卓も楽しくなって好き嫌いも克服できたら、お母さんにとってこれほど嬉しい事はありませんね! 少しくらい手間がかかっても、試してみる価値はあるかもしれませんよ。

あとは、野菜を自宅で育ててみるというのも効果的です。 マンションでもプランターなどを利用してベランダ菜園してみてはいかがでしょうか? 植物が育つ様子は意外と目にする機会がないので、とても勉強にもなりますよ。

子どもが興味を持って育ててくれれば、愛着が沸き、野菜を食べてくれるかもしれません。 この時に、お父さんもお母さんも喜んで野菜を育ててあげてくださいね。 家族みんなで楽しく育てた野菜は、スーパーで買ってきた食材とは比べものにならない美味しさです。 まずは野菜に興味を持つことが大切なのかもしれませんね。

それでも、好き嫌いが克服できない場合もあるかもしれません。 そもそも、なぜ子どもの好き嫌いをなくさせたいのでしょうか? 栄養の偏りを1番に気にしているのであれば、少し視点を変えてみましょう。

本当にその食材でなければ、その栄養素は摂取できないのでしょうか? ほうれん草が嫌いだと鉄分が不足してしまいそうですが、鉄分は豚肉からも摂取できます。 ピーマンに含まれるビタミンAは、ピーマンでなくても人参やトマトにも含まれています。 ほとんどの栄養素は他の食品から補うことができるのです。

本当に大切なのは、何から栄養を摂取することか?ではなく、バランスよく栄養を摂取できているか?ではないでしょうか。 もちろん好き嫌いがない方がいいですが、お母さんの考え方を柔軟にすることで対応できるのかもしれませんよ。

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>>食べものの好き嫌いをなくす方法

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教育総合ランキング2024/11/23 更新

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