毒物、異物混入事件が後を絶ちません。ごく最近ではファーストフードのハンバーガーに人の歯や鉄片が入っていました。(こちらは人為的なものではないかもしれませんが)そして模倣犯が増えていきます。
その中で起こった爪楊枝事件。
スナック菓子に爪楊枝を入れる動画をネット配信していた19歳の少年が逮捕されました。1円玉を入れたり万引きの様子をアップしたり、連日ニュースで放送されていましたよね。
でも、これって他人事では済まされません。同じようなことをしている子どもがいます。
■危険な兆候と思われる行為
友達が嫌がることをして注目を浴びようとする子ども。筆箱を隠したり、友達の教科書をハサミで切ったりする子ども。
どんな子どもだって親に愛されたい、先生に自分だけ注目されたいと思っています。
でも、ここまでやるとかなり危険な兆候です。
筆者は長年、大勢の子ども達を見ています。その中で一定の割合で必ずいるタイプです。次の例は実際に体験したケースです。
■幼稚園、保育園のお迎え時刻に毎日、遅刻する親
●君の両親は医者でした。開業していて仕事はとても忙しい状態でした。保育終了後、いつもお迎えに遅れる親。「6時30分にはお迎えに行くからね」と朝、子どもに伝えているのにも関わらず約束を平気で破ります。10分、15分と遅れます。酷い時は30分以上も。
大人にとっては、たった10分でも子どもにとっては1時間、いえ、半日くらいに感じられる長い長い時間。「永遠に親は迎えにこないかもしれない」と思い始めます。お友達がママと帰っていく様子を見て不安はピークに達します。保育士が絵本を読んでやっても気もそぞろです。
担当保育士も気を利かせて「6時30分になったら親が迎えに来る。保護者も帰った途端、夕飯、お風呂と忙しいだろう。だから、子どもを引き取りに来たら直ぐに帰宅出来るようにしておこう」とカバンにお着替えなど必要な物を入れ、コートを着せて園の玄関で待たせます。準備万端で待っています。でも、いつまでもお迎えに来ない親。
こんな経験を毎日している子「見捨てられ恐怖」が沁み付いていきました。精神不安定な子どもになっていきます。