現在の日本(いや世界も含めて)で憂慮されていることは、少子化と高齢化の問題であろう。日本国内で少子化対策が検討されているが、有効な対策はなかなか見出せていない。
仮に一世帯に二人ないし、それ以上の子どもがいる家庭について「親の悪影響」を考えてみよう。
当然一子だけならば「甘やかし」「期待過剰」「親の度の過ぎた指示」「子どもを親の思い通りにさせたい」など、毎日の子育てや家庭での過ごし方などにおいても過剰愛や過期待による影響も悪い習慣と考えられるであろう。
それでは、子どもが二人ないし、それ以上の家庭ではどうであろうか。そこで歴史的な例を紹介いたしましょう。
中国三国志で有名な「兄弟の争いの原因」です。まず魏の曹操の三男曹植(そうち、そうしょく)の作と言われる「七歩の詩」があります。