教育[725]

子どもの質問に対する応え方を考えてみましょう

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執筆者:立石 美津子
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そういう私も授業終了後、子どもが「来週の字はなあに?」と興味を持って聞いてきた時は「そんなに授業を楽しみにしているんだな~」と嬉しくなります。そして笑顔で「来週は“さ”よ」と答えてやります。すると「その次は?」と聞いてくる。「“ら”よ」と答える私。

すると又「その次は?」と質問。だんだん面倒くさくなってくる。エンドレスになりそうな雰囲気・・・「今年度の最後の文字まで答えるはめになりそう・・・・・」と思った私は年間指導案のひらがな指導順一覧を渡し「ここに書いてあるわよ」と言ってしまおうかと思うことも。

いわば他人である教師でさえこの状態なのですから「24時間年中無休で質問攻めにあうお母さんは大変だなあ~」と思います。

でも子どもの才能を伸ばしたいのならば、質問をしてきた時、子どもにあった答えを返すことをしましょう。

よく年頃の娘を持ったお母さんが「うちの娘は家事を全くしない~これでは嫁に行けない~」と嘆いていますが、きっとままごとに夢中になっていた幼い頃、しきりに台所で手伝いたがる時期があったはず。
 
そんな時「危ないからあっち行って」とか「邪魔!邪魔!」といった対応をしていたのではないでしょうか。「そろそろ家の手伝いをしてほしい」と親が思った時にはタイミングを全く逃してしまっています。料理に興味を持った時、親がそばについてキュウリを切る、お米を洗うなどしていたら、きっといつでもお嫁に行ける家事が出来る御嬢さんになっていたことでしょう。

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教育総合ランキング2024/11/21 更新

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