教育[725]

子どもを褒めることの注意点と思いが上手に伝わる「ほめ方」のコツ

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執筆者:荒井 かおる
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いいことを言われるにしても、ほめるということは1つの「評価」です。相手によっては上から目線に感じ、心地よくないことも。

ほめる側の評価と自分の評価が一致していないときには、「わかっていない」ことが露呈され、せっかくのほめ言葉も信頼を損なうものになってしまうかもしれません。

また親子の間で危惧されるのが、子どもの行動をコントロールするための手段として、ほめることを使っていないか?ということ。

周りの大人の顔色をうかがって行動する子に育ってほしいと思う親はいないと思いますが、ほめることを多用すると、ほめられればする(できる)けれど、ほめられなければやらない(できない)子どもになる危険性があります。

ほめられることに慣れすぎると、ほめられないと不安に思ったり不満を感じたりするおそれもあります。
 
さらに気をつけたいことが、複数の子どもの前で一人の子どもをほめること。ほめられなかった子どもは(直接その子のことを何か言ったわけではなくても)間接的に自分は悪い評価を受けた、と思うこともあります。
 
こんなに「ほめる」ことのリスクがあるなんて!純粋な気持ちで、肯定的な思いを伝えているのに!!!と思われるかもしれません。

先ほどのお母さんもきっと、そんな大変な仕事を自ら引き受けたわが子を「誇らしく」思い、そんな話を聞くことができて「うれしく」思っていたはず。

それなのにその思いが届かず、気まずい雰囲気になってしまうのは何とも残念です。
 
では「ほめる」ことのリスクを避け、思いを伝えるのには、どうしたらいいのでしょう?

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