教育[725]

【子どもとのコミュニケーション】疑問形の問いかけにどうこたえるか

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執筆者:荒井 かおる
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子「マラソン大会なんて何であるのかな?」
親「マラソン大会がいやみたいね。」

子「うん。昨日までは良かったんだけどさ、今日の練習でお腹痛くなっちゃったんだ。明日は大丈夫かな?」
親「そうか…。明日もお腹が痛くなったらどうしようって心配なのね。」

子「そうなんだ。」
 
こんなふうに、自分の意見を言わずに話を聞いていくと、会話が続いていきます。聞いてもらったことで、子どもはほっとしたり、うれしかったりすることでしょう。そしてこれからどうしようかと、自分で考たりすることができるかもしれません。
 
もちろん純粋に「答え」が聞きたいこともあるでしょう。

「夜ご飯はなあに?」「明日友だち連れてきてもいい?」「消費税は何で上がるの?」

いつもと変わらない表情、様子ならそのままの答えを求めているときといえます。親として情報や意見を言うのが自然であり、普通に答えればいいでしょう。
 
けれどもいつもと違う様子だったり、何度も同じことを聞いてきたり、答えても生返事、などというときは、子どもが求めているのが「質問に答えること」なのか、考えてみるといいかもしれません。

そして気持ちをわかってほしい、話を聞いてほしいときだとわかったら、子どもの気持ちに共感しながら聞いてみましょう。

何気ない日常の会話ですが、こんなやりとりの積み重ねで親子の関係は築かれていきます。

そしてこの疑問形に対する対応法、もちろん夫婦の会話でも有効です!

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