子「マラソン大会なんて何であるのかな?」
親「マラソン大会がいやみたいね。」
子「うん。昨日までは良かったんだけどさ、今日の練習でお腹痛くなっちゃったんだ。明日は大丈夫かな?」
親「そうか…。明日もお腹が痛くなったらどうしようって心配なのね。」
子「そうなんだ。」
こんなふうに、自分の意見を言わずに話を聞いていくと、会話が続いていきます。聞いてもらったことで、子どもはほっとしたり、うれしかったりすることでしょう。そしてこれからどうしようかと、自分で考たりすることができるかもしれません。
もちろん純粋に「答え」が聞きたいこともあるでしょう。
「夜ご飯はなあに?」「明日友だち連れてきてもいい?」「消費税は何で上がるの?」
いつもと変わらない表情、様子ならそのままの答えを求めているときといえます。親として情報や意見を言うのが自然であり、普通に答えればいいでしょう。
けれどもいつもと違う様子だったり、何度も同じことを聞いてきたり、答えても生返事、などというときは、子どもが求めているのが「質問に答えること」なのか、考えてみるといいかもしれません。
そして気持ちをわかってほしい、話を聞いてほしいときだとわかったら、子どもの気持ちに共感しながら聞いてみましょう。
何気ない日常の会話ですが、こんなやりとりの積み重ねで親子の関係は築かれていきます。
そしてこの疑問形に対する対応法、もちろん夫婦の会話でも有効です!