教育[725]

【ヒントは切り替え】現代の「父親のあり方」はどうあるべきか

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執筆者:中田 雅敏
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経済の発展はいつも右肩上がりとは限りません。バブル期のように毎日株価や土地や建築物がうなぎ上りに上昇したかと思うとバブル経済が破綻したり、リーマンショックとやらで長い期間不況が続いたりしました。戦後社会は思わぬ急成長を遂げてきましたが、必ず低成長の時期もあるものです。

また雇用形態も終身雇用から、期限付雇用、派遣型雇用、短期限定雇用と様々な就労形態になっています。

これまで、現代の父親は「会社人間」といわれるように、ひたすら会社の拡大のために、あるいは自分の業務成績向上のために、あるいは家族を養うために働き続けてきました。土曜日や日曜日も出勤し、あるいは営業を円滑にするべく、土日曜を下請け業者や取引先の気分を害さないためにあいさつ回りをし、家庭に父親がいる時間はほとんどありませんでした。父親は会社、母親は家庭という概念で生活をしてきました。母子家庭のような生活が長いこと続いてきたため、家族で触れ合う時間もありませんでした。

ところが急に週休二日制が実施されると、土日の休日をどう使っていいのかわからず、毎日ゴロゴロ寝ているしかしようのない父親がでて粗大ごみ扱いされる始末でした。突然「家族だんらんを」「家族の時間を」と言われても戸惑うほかはありませんでした。家族の日が定められ、家庭の日と家族の週間といわれても何をしていいのかわからないのが正直なところでした。

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教育総合ランキング2024/11/23 更新

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