教育[725]

障がい児、病気もちの子どもの保育園幼稚園の入園の難しさ

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執筆者:大澤 裕子
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一番、大きな壁だなと感じたのは、保育園の受け入れへの難色を示すところが大半だったことです。

我が家の場合ですが、認可外の保育施設やこども園などに受け入れ可能かの問い合わせをするとほぼすべての園で難しいとのお返事が。

中には、障がい児を受け入れているとサイトに明記してある保育園に見学がしたいと申し出たにも関わらず、うちでは預かれないと言われたケースもありました。
 
保育園を絶対悪だと述べたいのではなく、保育園がなぜ受け入れることができないのか?という視点で捉えることも障がい児保育や統合保育を推進していく上でとても重要なことだと考えています。
 
・保育園の財政上の問題で、若い職員しかいないため、対応できるスタッフの育成ができない
・区によっては障がい児保育に必要なスタッフを配置する補助があるが、パート採用などで、専門性のある保育士や幼稚園教諭を採用するのは難しい
・保育士養成課程に、障がい児保育に関する学びはとても少ない
・障がい児への関わりや病気に対する理解などがある保育士の養成が必要
・医療分野や療養センターなどとの連携
・保育園の保護者や子ども達の理解、協力
・幼い頃から先生自身も障碍者に接する機会が少ない
 
など、解決しなくてはいけない問題があります。
 
保育園の事情を解決しながら、ではどのような行政上の仕組みが必要なのか?

当事者の求めるものなどの点を線で繋いでいく取り組みが必要になっていると考えています。

統合保育や障がい児保育を実現する取り組みの一つとして、「みんなを笑顔でつなぐ子育て家族サポートの会」を立ち上げています。

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