教育[725]

【小学生・中学生向け】夏休み中に英語(英単語)を身に付ける方法

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執筆者:門衛 教育運営チーム

もうすぐ夏休みですね。小学生・中学生のみなさんは一か月近くの休みをどうやってお過ごしでしょうか。

受験前の中学生は塾にこもりきりかもしれませんし、部活や遊びで忙しい人も多いのではないでしょうか。

そんな風にたくさんの時間がある夏休みに英単語・熟語力をアップしてみませんか?毎日30分、夏休み一か月で60~100個の単語・熟語をマスターできるかもしれません!


使うもの:ノート(方眼・下線どちらでも可)、鉛筆(シャープペンシル可)、覚えたい英単語・熟語集


使うものはこの三つ。ノートは方眼でも下線でもOKですがレポート用紙や紙などまとまらないものだと頑張った成果が見えないのでおススメできません。

また小学校低学年のおこさまはこの方法で英語を覚えるノートを夏休みに頑張った証として提出しても評価してもらえるかもしれないのでレポート用紙や印刷用紙などのまとまらないものは避けましょう。 英単語集・熟語集は自分のレベルにあったものを選ぶことをおススメします。

【やり方(英単語の場合)】

1.英単語の例文を10~15個上から書き出す

英単語集の多くは英単語を使うときの例文が乗っていますよね。今回ご紹介する練習法ではこの「例文」を使って勉強します。

英単語だけをノートに何回か書いて練習・スペル暗記する方の方が多いかと思いますが、単語のスペルを覚えても単語の使い方がわからない、文法のどの部分に入れたらいかわからないという問題にぶつかって、

英単語を覚え→文法を覚える→応用して使用するというとても非効率的な英語の取得になってしまいます。

そこでそれを解決してくれるのがご紹介する勉強法です。覚えたい英単語を使用した「例文」を使うことでその英単語の使用法、文法を含めた日本語訳まで同時に勉強し覚えることができる効率的な勉強の仕方です。

2.その選んだ10~15個の例文を10回ずつ書く

書き出した例文を各十回ずつ繰り返し書きます。この時にいくつかのポイント・コツがあるのでご紹介します。

例)「hello, I am Tom.(こんにちは 僕はトムです)

ポイント1 声に出して書くこと
例文を繰り返しノートに書くときに声に出して読みながら書きます。そうすることで「書く」という動作だけでなく「読む」「聞く」という二つの動作を混ぜて「視覚」だけでなく「聴覚」も刺激することで頭が記憶しやすくなるそうです。小さな声でもいいのでかならず声にだして読みながら書きましょう。

ポイント2 日本語訳も書くこと
普通、単語を練習するときには日本語訳は一度しか書かずにあとは英単語をずらーっと書き出す人が多いようですが、この方法では日本語訳も英単語の例文と同じように10回書き出します。もちろん声に出して読みます。英語を日本語に訳すのは結構難しいですよね。

言葉のチョイスや言い回しを間違えてしまうとテストでバツをもらってしまうことも…。英単語集・熟語集などに乗っている例文の和訳は基本的なルールを守って書かれているのでそれを一緒に覚えることで正しい日本語訳のしかたも身に着けることができるでしょう。

また、日本語訳も何度も書くことでテストによく出題される、英語→日本語、日本語→英語どちらにも強くなれるでしょう。

ポイント3 知っている単語・熟語の例文でも飛ばさずに書き出そう
多くの英単語・熟語の初めのほうは、挨拶・数字などの基本的な英語。勉強しなくても覚えているので大丈夫と思う人は多いと思いますが、そこも飛ばさずにしっかりとやることが大事。

なぜなら最近重要視されているTOEICなどではこの挨拶や数字など基本的な英語を扱った問題も多く出ます。その時にケアレスミスをしてしまったり、知っていてもスペルがあいまいだったりして惜しい失点をしてしまうことも…。

せっかく時間の多い夏休みなのですがら、基礎の基礎もしっかりと見直すために書き出しましょう。

ただし、知っている単語の例文ばかりで退屈になってしまいそうな場合は繰り返し書く回数を5回にしたり、同じ例文を書く期間を5日間から3日間に縮小して行うことも可能なので自分のモチベーションと相談しながら行ってくださいね。なによりもやる気がなくなって毎日継続できないとこの勉強法の意味がなくなってしまいます。

ポイント4 自分のレベルにあった単語・熟語集を選ぶ
自分のレベルにあったものを選ぶようにしないと例文に出てくる他の単語がわからないことが多かったり、逆に簡単すぎてやる気をなくしてしまうかもしれません。

例えば、中学一年生なら英検三級レベル程度のもの(個人差にもよります)、小学校低学年ならはじめての英語勉強用の比較的簡単な英単語集、高校生なら英検2級程度のレベルもの(個人差によります)、などと言った様にそれぞれのレベルに合わせたものを選ぶようにしましょう。

3.同じ例文を5日間~7日間書く

ステップ2の工程を5日間~7日間続けます。一日30分程度なので時間はとれるかと思いますので、覚えてしまったと思っても毎日続けましょう。時間は寝る前が一番覚えやすいと言われていますが、基本的には朝でも昼でも夜でも構いません。とにかく「声に出しながら10回英文・日本語訳を書く」というのを継続して行うことが大事です。

4.テストする

これは、単語を含めた例文・日本語訳を覚えているかどうかの確認作業です。

ノートの新しいページに英語→日本語、日本語→英語のどちらのパターンもテストをして確認するようにしましょう。中学生以上の方は自分で自己採点で構いません。できなかった単語は次の週に行う10~15個の例文にプラスしてもう一周練習して覚えるようにしましょう。

小学生以下のお子さんがこの方法でテストする場合は親御さんがテスト用紙を作ってあげて、採点してあげるとやる気がアップできるようなのでテストを作る・採点は親御さんが手伝ってあげるといいかもしれませんよ

コツ:練習する前にテスト用紙を別のノートや紙に作っておくと楽かもしれません。

以上の4ステップだけ!1日30分で簡単に英単語・熟語を含む英文(文法)・日本語訳まで覚えることができますよ!

早い子なら5日間に15個ペースで夏休みだけで100個も夢ではないかもしれません。夏休みのあまった時間で英語力を伸ばしましょう。

【あわせて読みたい】
>>漢字・英単語の覚え方【ブラインド・ライティングのすすめ】

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